先日閉幕したユーロ2008で活躍したロシア代表FWロマン・パブリュチェンコの獲得に、プレミアリーグのクラブが乗り出したようだ。所属クラブのスパルタク・モスクワが明らかにしたもので、同クラブはこのオファーを断る予定だと声明を発表している。

 ユーロ2008予選のイングランド戦で2ゴールを記録し、プレミアリーグから注目を集めていたパブリュチェンコ。本大会でもロシアをベスト4に導く活躍をみせ、さらにその評価を上げた。そんな26歳にプレミアリーグのクラブから正式な獲得オファーがあったとスパルタク側が発表。クラブ名は明かしていないが、チャンピオンズ・リーグの出場権を持たないチームであることから、1000万ポンド(約21億円)とも言われるオファーにも、パブリュチェンコ自身が難色を示したようだ。

「我々はパブリュチェンコに対するオファーを2つ受けている。その内ひとつはイングランドのチームだ。しかし、チャンピオンズ・リーグの出場権を獲得していないチームであるため、オファーは断ることになるだろう」

 ユーロ2008で一躍注目を集める存在となったパブリュチェンコ。チャンピオンズ・リーグ出場を熱望しているといわれているが、オファー金額次第ではスパルタク側も移籍を容認する構えを見せているだけに、近日中にこの26歳のプレミア参戦が決定する可能性もある。