トーゴ代表FWエマヌエル・アデバヨールの獲得に乗り出していたACミランが、アーセナル側が設定する移籍金が高額すぎるとして、獲得合戦からの撤退を匂わせている。

 アデバヨールの獲得にはACミランに加え、スペインのバルセロナも動いている。しかし、エースストライカーの放出を拒むアーセナルは、バルセロナが提示した2500万ポンド(約53億円)のオファーを拒否したとも伝えられている

 さらに、ACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長は、アーセナルが提示する移籍金額が4500万ユーロ(約76億円)であると明かし、「こんな金額は到底払えない」と半ば諦めの表情で語っている。

 アデバヨール自身がメディアに向けてアーセナルへの愛着を語るなど、このトーゴ代表FWの去就問題は収束に向かいつつある。アーセナルが提示する法外な移籍金を支払えるクラブが現われない限り、このトーゴ代表FWが来シーズンもノースロンドンでプレーすることは間違いなさそうだ。