バルセロナへの移籍が決まっているブラジル代表DFダニエウ・アウベス(25)がセビージャ退団の会見を開き、涙とともにセビージャへの感謝の気持ちとバルセロナでの新たな挑戦への意欲を見せた。

「セビージャへの移籍の扉を開き、成長するチャンスを与えてくれた会長に感謝の言葉を送りたい。今日の自分があるのはセビージャのおかげ。未熟だった僕は大人として、そして父親となってここを出て行く。5年半過ごした家から出て行くのはつらいことだ。純粋にこのチームが僕に与えてくれたすべてに感謝したい。僕の心の一部にはここでの思い出がずっとある」。

 セビージャで多くの人に支えられ、学び、成長したというアウベスはクラブやファンにそう感謝の気持ちを込め、彼の目からは涙がこぼれ落ちた。「僕の人生は挑戦で出来ているんだ。スポーツ的にも個人的にも新たな挑戦を見つけたいし、それはとても魅力的なことなんだ。セビージャはこれからも成長してくクラブ。15ヶ月間で5つのタイトルを獲得するなんてどんなクラブもほぼ不可能。でも、他にもチャンピオンズリーグのように欲しいタイトルはある。ここで獲りたかったけれど、出来なかった」と退団理由を明かしたアウベスはすでに未来に目を向けている。彼にとっての未来とはバルセロナでのプレーだ。

「チャンピオンズリーグ制覇の可能性のあるクラブでのプレーはプロとしても個人としても大きな挑戦だ」と意欲を見せたアウベス。彼の夢はバルセロナでの新たな時代でもそのまま続いていく。いつかサンチェス・ピスフアンに戻ってきたいというアウベスはセビージャでの素晴らしい思い出を胸に秘め、バルセロナでの新たな挑戦に向かっていく。

(スペイン通信)