今オフの移籍マーケットで中盤の強化を目指すアーセナルが、スポルティングのMFミゲル・ヴェローゾの獲得に乗り出したことが分かった。ヴェローゾの獲得には、マンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、ユベントスなども獲得に興味を示している。

 今オフにフランス人MFマテュー・フラミニを放出したアーセナル。中盤センターの人員強化が急務となり、ポルトガル代表MFの22歳に白羽の矢を立てたようだ。アーセナルの動きについて明らかにしたのは、ヴェローゾの代理人を務めるパウロ・バルボサだ。

「アーセナル首脳陣からの正式なオファーままだない。ただ、現場のスタッフからは接触がある。他のチームからも正式なオファーは届いていないが、ユベントスとACミランが強い興味を示している。間もなく移籍がまとまる可能性もある」

 一方、アーセナルがヴェローゾ獲得に乗り出したことで、去就問題が再燃している選手がいる。ブラジル代表MFジウベルト・シルバだ。ブラジルで休暇中のジウベルトは、休暇が終わり次第クラブと交渉の席を設けると語っている。

「僕はアーセナルでプレーを続けたい。ただ、彼らに必要ないと言われれば、移籍するしかない。あとは監督次第さ」

 欧州のトップクラブが狙うポルトガル代表MFの獲得に乗り出したアーセナル。来シーズンのメンバー構成にも大きな影響を与える争奪戦に勝利することができるだろうか。