アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、来シーズンからチェルシーで指揮を執るルイス・フェリペ・スコラーリ元ポルトガル代表監督についてコメント。「プレミアリーグにとってプラスになる」と語り、ブラジル人指揮官を歓迎した。

 スコラーリとは個人的な付き合いもあるというベンゲルは、スコラーリを高く評価。さらに、スコラーリが過去指揮を執ったチームを分析し、チェルシーの戦術が昨シーズンまでと大きく変わらないだろうと予想している。

「スコラーリは素晴らしい人物だ。監督としても高く評価しているよ。彼にはカリスマがある。プレミアリーグに新たな可能性をもたらすだろう。彼が優れた監督であることは間違いないよ。システム的には、4-5-1か4-3-3を好むようだね。これまでのチェルシーと大差ないはずだ。もちろん、監督が代わったのだから、チームも変わる。彼は好みの選手を獲得するだろうし、自分の色を出そうとするはずだ。しかし、システムに大きな変化はないだろう」

 昨シーズンのプレミアリーグで、前半戦を首位で独走しながらも、最終的にはマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーに次ぐ3位で終えたアーセナル。プレミア初参戦のスコラーリにエールを送ったベンゲルだが、ライバルの研究には余念がないといったところだろう。