EURO2008のスウェーデン戦で劇的な決勝ゴールを挙げたスペイン代表FWダビド・ビジャ(バレンシア)。もともと今夏の移籍市場では人気株だったが、ここにきてその価値が急騰中。レアル・マドリー、バルセロナのスペイン2強が興味を示しており、ここに来て移籍市場ではおなじみの金満クラブが獲得を検討中だという。

そう、イングランドのチェルシーだ。しかも、同じくスペイン代表で2トップを組む同じプレミアリーグのライバル、リバプールのエース、フェルナンド・トーレスとの“ダブル獲得”というビッグプランをもくろんでいるという。二人合わせて移籍金は6500万ポンド(約130億円)というビッグディールである。『ザ・サン』紙などの英国の有力紙は「チェルシーのマネー旋風、再び」を予測する。

  ところが、当のビジャはチェルシー行きを否定しているという。これは彼の友人がイングランド紙の取材に対して回答した情報で、本人は「スペインに残る」と断言したというのだ。これでビジャのロンドン行きの可能性はほぼゼロ。リバプールもトーレス放出の意思はないと見られている。