バルサに夏の嵐が起ころうとしている。バルサのソシオ(会員)がラポルタ会長とクラブの現役員会に対し、不信任案を提出した。不信任案提出のためにはソシオの5%にあたる5,882名分の署名が必要とされていたが、オリオル・ジラルド氏が中心となり署名活動を行ってきた結果、これを大幅に上回る9,473名分の署名が集まり、29日午後、この署名とともに不信任案の書類をクラブ側に提出した。

 2シーズン連続の無冠、機能しないチーム、チーム内外のゴタゴタとソシオの失望は深まり、その失望が怒りとなってラポルタ政権へと向けられているということだ。

 今後、執行委員会が立ち上げられ、そこで審議されることになるが、この請求が認められれば、役員会の信任・不信任を決める投票が実現することになる。そして投票の結果、不信任となれば役員会を解散へと追い込むことができる。

 今はクラブにとって来シーズンに向けた補強活動、ニュープロジェクトの実行を進めていかなければならない大事な時。クラブの役員会にとっては何とも頭の痛い出来事となった。

(スペイン通信)