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牛肉や豚肉の高騰が続くなか、輸入鶏肉の価格に下落の兆しが出てきています。仕入れ値が4か月前のほぼ半額になったという飲食店もありました。そのワケを取材しました。

■食べ放題 「食いだめしてもらいたい」

お盆シーズンでにぎわう、食べ放題チェーン。みなさんのお目当ては…

食べ放題客
「おいしい」
「やっぱり、お肉が一番おいしい」

夏を乗り切るスタミナ源の肉。このお店では、ランチタイムに大人は3000円ほどで食べ放題。牛カルビや豚ロースも、お腹いっぱいになるまで味わえます。食べ放題での肉人気には、ある理由が…

食べ放題客
「自分の好きなものをいっぱい食べられる、気にせずに、金額とか。きょうはもとの2倍とります」
「(肉の価格は)だんだん上がって、いま高いですよ。とりあえず食いだめしてもらいたい」

■国産との価格差40円以上「家計へのインパクトある」

いま、食卓を悩ませている肉の価格高騰。12日、農水省が発表した調査では、全国のスーパーに並ぶ輸入牛肉の価格が、最高値に近い水準。豚肉と鶏肉は最高値を更新しました。

記録的な高値が家計を直撃するなか、埼玉県のスーパーでは、多くのお客さんが手にしたのが、ブラジル産の鶏もも肉です。

このスーパーでは、ブラジル産の鶏もも肉を86円、国産の鶏もも肉を129円で販売。その差は、40円以上です。

買い物客
「家計へのインパクトあると思う、(価格が)1.5倍違えば。その分(家族に)たくさん食べてほしい」

スーパーマルサン越谷花田店 精肉担当・田口善明さん
「ブラジル産は、かなりお買い求めやすくなってきた」

■買い控えで一転下落か 日本の輸入量にも変化

いま、安くなっているブラジル産鶏肉。その理由について専門家は、中東情勢の影響などで世界的に鶏肉の生産量が落ち、ブラジル産の価格が高騰。その結果、各国で買い控えが起き、一転、価格が下落したといいます。

日本の輸入量にも変化が出ています。

年始は減少傾向にありましたが、その後、徐々に回復。8月の輸入量は、1月の1.4倍近くまで増える見込みです。

■“げんこつサイズ”唐揚げ鶏もも肉復活 今後は

こうした価格低下を受けて、さっそく、うれしい変化が出ています。

埼玉県三郷市にある唐揚げ専門店の看板商品は、ジューシーな鶏もも肉を使った大盛りの唐揚げ弁当。一つ一つがげんこつほどもある特大サイズで、サクサクの衣の中から肉汁があふれ出します。

実はこのお店は今年1月、ブラジル産鶏もも肉が高騰したことで、やむなく国産鶏むね肉に変更。肉の部位変更は、苦渋の決断でしたが…

キッチン BUS STOP 中村巧店長
「ブラジル産もも肉の価格が落ち着いて、復活しています」

その後、ブラジル産鶏もも肉を復活させました。仕入れ値は、今年4月、1キロ780円まで高騰しましたが、5月以降は徐々に値下がりし、8月はほぼ半額の405円に落ち着いたといいます。

待望の「もも肉」復活に、お客さんも大喜びです。

週1回来店する男性
「唐揚げは絶対もも肉。柔らかいのとジューシー」

気になる、今後の価格の見通しは…

キッチン BUS STOP 中村巧店長
「(ブラジル産もも肉の仕入れ値は)業者さんいわく、300円台くらいまではいくだろうと」

ブラジル産鶏肉の値下がりの動きは、今後も続きそうです。