室伏広治スポーツ庁長官(左)と北口榛花

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 陸上女子やり投げでパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)が8日、都内でパリ五輪などで活躍した選手をたたえる文部科学省の表彰式と日本オリンピック委員会(JOC)の企画による「オリンピックコンサート」に出席した。表彰式では04年アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストでスポーツ庁の室伏広治長官から賞状を受け取り、「五輪後初めてお会いできて、少しお話もできて楽しかった」と笑顔を見せた。

 12日にはプロ野球のパ・リーグCS第1S、日本ハム―ロッテ戦(エスコン)で始球式を務めることが決まった。「自信は全然ない。むしろ今までのやり投げの方が速い球を投げられているので、すごくプレッシャーがあって。試合より緊張するかも」と明かした北口は、高校時代にテレビ局の企画で投球した際に「普通過ぎて(放送で)使われなかった」とのエピソードを披露した。

 それでも当時は球速90キロ台を計測していたという。「スピードガンで測ってもらったけど、測れる範囲にボールが行くまでにすごく時間がかかった。なので怪しいです。雲行きは」と謙遜。注目の“1投”へ「ちゃんとストライクゾーンに入っただけですごく満足すると思う。ノーバンでしっかりストライク取りたい」と意気込んだ。