『ザ・トラベルナース』 ©︎テレビ朝日

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 10月17日よりテレビ朝日系で放送がスタートする岡田将生主演ドラマ『ザ・トラベルナース』の主題歌が、斉藤和義の「泣くなグローリームーン」に決定した。

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 本作は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)の生みの親である脚本家・中園ミホが、岡田&中井貴一とタッグを組んだ医療ヒューマンドラマ。2022年に放送された前作から2年の続編となる。

 手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いがアメリカ仕込みの優秀なトラベルナース・那須田歩(岡田将生)。そして、物腰は柔らかいが、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き“嘘つき”スーパーナース・九鬼静(中井貴一)。卓越したスキルと熱き哲学を持った最強曲者ナースコンビが、患者ファーストで医療現場を改革していく。

 「泣くなグローリームーン」は、斉藤が本作のために書き下ろした楽曲。普段はスポットが当たらないけれど、それぞれの日常で闘っている市井の人々が「つらいことがあっても明日も生きていこう。ちょっと頑張っていこう」と思えるような応援歌、そして命を歌い上げる力強さと優しさが同居する曲を作ってほしい、という制作サイドの要望を受けて誕生した。

 同曲は、当たり前のようにいつも安定して美しく輝いている月に、理想の自分の姿や希望を投影。その月を通して自分自身に問いかけるという内容になっている。

 斉藤は「いろいろな悩みごとだったり、悔しい思いをしたりしたことは自分自身でもちょくちょくあるので、そういう気持ちが聴いていただいた方にも届くといいな、と思いながら作りました。このドラマは病院や病気がテーマなので、物語を見終わった時に少しでもほっこりした気持ちになってもらえたら……」という思いのもと生み出したことを告白。主演の岡田も「とても素敵なメロディーラインで軽やかですが、歌詞がとても素敵で感動しました。どこか自分が演じる歩の背中を押してくれている印象がありました」と絶賛した。

斉藤和義 コメント

主題歌の依頼が来た時の心境岡田将生さん、中井貴一さんともに大好きな役者さんなので、とてもうれしかったです。お話をいただいてから前作のドラマを見たのですが、1日で一気見してしまうほどに面白い作品でした。その続編の主題歌ということで、気持ちがとても引き締まりました。

楽曲やタイトルに込めた思い、楽曲を作る際に大事にしたこといろいろな悩みごとだったり、悔しい思いをしたりしことは自分自身でもちょくちょくあるので、そういう気持ちが聴いていただいた方にも届くといいな、と思いながら作りました。実は、この楽曲を制作していた時に気分転換に外へ出たら、ちょうど頭上に雲の切れ間から月が出ていて、それが印象的だったんです。月は世界中の誰しもがどこでも見られて、いろいろなことを振り返ってみた時にいつも寄り添ってくれるイメージが、自分自身にも昔からあります。このドラマは病院や病気がテーマなので、物語を見終わった時に少しでもほっこりした気持ちになってもらえたら……とも思い、月をタイトルに入れ込みました。

主演の岡田将生の印象映画『ホノカアボーイ』(2009年)の舞台挨拶で初めてお会いしまして、なんちゅう綺麗なお顔をしているんだというのが第一印象でした。ニューヨークの空港でバッタリお会いしたこともあり、その際は少しお話ししました。とても好青年の印象です。イケメン過ぎて緊張してしまいます。

岡田将生にメッセージドラマ、とても楽しみにしています! いつか飲みにでも行けたら、ぜひ行きましょう。

岡田将生(那須田歩役) コメント主題歌を斉藤和義が書き下ろすと聞いた時の心境このドラマのために書き下ろしてくださると聞いた時はうれしかったです。斉藤さんは以前にも自分が出ている映画(『潔く柔く』)でも主題歌を書いてくださっていたので、とても心強く思いました。

「泣くなグローリームーン」を聴いた感想とても素敵なメロディーラインで軽やかですが、歌詞がとても素敵で感動しました。どこか自分が演じる歩の背中を押してくれている印象がありました。

斉藤和義にメッセージこのたびは主題歌を書き下ろしてくださり、本当にありがとうございます。いつかタイミングが合えば、実際にドラマの現場に遊びにきていただけたらうれしいですし、いっそドラマに出演してほしいです。

視聴者にメッセージ月はどの土地に行っても見られますが、それはずっと月が寄り添って私たちを見守ってくれているという解釈が、この曲の制作意図の根底にあると聞きました。このドラマにも寄り添ってくれていますし、そしてこのドラマで描きたい「いつどんな時でも患者さんに寄り添う」というテーマと一致しています。この曲がきっとドラマを最後に包んでくれます。どうぞ『ザ・トラベルナース』をよろしくお願いします。(文=リアルサウンド編集部)