飼い主にとって、ペットはかけがえのない家族の一員。癒やしや支えになると同時に、ペットへのケアやその意識も大切だ。ウォーカープラスでは、読者1139人を対象に「ペットに関する意識調査アンケート」を実施した。ペットの飼育状況や種類を訊ねるとともに、ペットの情報で関心があるもの、ペット保険の加入についてなどを調査。飼い主の60%以上が、愛するペットの健康を気にかけている様子が見えてきた。

【画像】アンケート結果をグラフで見る

ペットに関する飼い主の意識を調査


(アンケート期間:2024年8月8日〜18日、回答者数:1139人。ウォーカープラス調べ、グラフ内の%は小数点第2位以下切り捨てで表記)

■二大ペット、飼育率は「犬」が5割、飼ってない人も半数は犬・猫を「飼いたい」

アンケートではまず、ペットの飼育率を質問。「飼っている」と答えた人は全体の43.1%という結果となった。飼っている人にどんな種類を飼っているか(複数回答可)を聞くと「犬」は50.9%で、ペットの飼い主の半数は犬を飼っていると回答。「猫」は40.9%、「犬・猫以外」は22.0%と、依然、犬猫の人気は健在も、5人に1人以上はそれ以外の生き物を飼育している状況がうかがえる。

4割以上の人がなんらかのペットを飼育


ペットの飼い主、2人に1人は犬を飼っている


また、「飼っていない」と答えた人に今後、犬・猫を飼いたいと思うかを訊ねたところ、「飼いたい」と答えた人は22.1%、「どちらかというと飼いたい」が31.7%と、非飼育者でも5割以上の人が犬・猫のいずれかを飼いたい意欲を持っていた。

飼っていない人も半数以上はペットを飼いたい思いあり


■ペットに関するさまざまな情報、特に気になる「健康」

ペットイベントやキャンペーンへの関心は?


ペットを飼っていると答えた人に、ペットに関する情報で興味があるものを質問(複数回答可)。最も回答が寄せられたのが「犬・猫の健康維持や病気の予防に関する情報」(62.3%)で、上位回答では「犬・猫のフードや最新グッズ」(52.6%)、「ペットと一緒に行けるおでかけスポットの情報」(48.3%)、「犬・猫のしぐさや行動に関する情報」(47.9%)が続いた。半数近くの人が関心を寄せる項目が多い中でも、ペットの健康へのアンテナは特に高く張られている状況がうかがえる。

6割以上の人がペットの健康に関心を持っている


さらに、ペットに関するキャンペーンの参加動向については「参加したことがあり、今後も参加したい」(25.4%)「参加したことはあるが、今後は参加したくない」(1.8%)と、飼い主の4人に1人は参加経験あり。「参加したことことはないが、今後参加してみたい」(48.4%)と、参加したことがない人も興味を持っている人が少なくない。

ペットに関するキャンペーンは飼い主の4人に1人は参加経験あり


各地で数多く開催されるドッグイベントへの意識も調査。参加率こそ20%を下回った(「参加したことがあり、今後も参加したい」(15.4%)、「参加したことはあるが、今後は参加したくない」(3.2%))ものの、「参加したことはないが、今後参加してみたい」(34.6%)も含めた参加意欲のある人は50%と半数にのぼった。

ドッグイベントの参加率は2割弱も、参加したい意欲は50%


■ペットの保険、加入は拡大傾向

気になる人も多いペットの健康、それを支えるペット保険への意識は


近年サービス拡大が続く「ペットの保険」に関する動向を調べると、ペット保険に加入している人は飼い主全体の3割強(「加入している」(35.5%))。

ペット保険の加入率は35%


2022年にウォーカープラスが行った「ペットとお金」に関するアンケート(対象:読者1682人)ではペット保険の加入率は23%で、着実に加入は増加している。「加入していないが今後加入を検討している」(18.7%)と、これから加入を考えている人の数を鑑みると、今後もこの傾向は続きそうだ。

年齢分布からペット保険の加入は近年の高まりがうかがえる


また、「ペット保険に加入しているペット(複数いる場合は最も若いペット)の年齢」を質問したところ、最も多かったのは「0〜3歳」(35.2%)。「4〜6歳」(25.9%)、「7〜9歳」(19.0%)、「10〜12歳」(11.6%)と階段状に続き、新たに若いペットを迎え入れた際、同時にペット保険にも加入する動きがあると言えそうだ。

ペットの保険料、もっとも多い価格帯は2000円台


最後に、ペット保険の毎月の保険料(複数いる場合は最も若いペットの保険料)について聞いた。上位は「2000〜2999円」(26.1%)、「3000〜3999円」(19.1%)、「1000〜1999円」(18.6%)で、2000円台を中心に1000〜4000円台が1頭ごとの保険料のボリュームゾーンとなっている。一方で、5000円以上のペット保険に入っている人(「5000〜5999円」(7.0%)、「6000〜6999円」(1.5%)「7000円以上」(3%))の割合は全体の11.5%と、高額でも手厚い保障を受けたいと考える飼い主も少なくないようだ。