ゴキブリが出やすい家の特徴や、「ゴキブリを1匹見つけたら100匹いる」といううわさの真相について、アース製薬に聞きました。

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ゴキブリにまつわる「1匹見つけたら100匹いる」といううわさの真相について、アース製薬に聞きました。

(今回の質問)
「ゴキブリを1匹見つけたら100匹いる」って本当? ゴキブリが出やすい家はどんな家ですか?

(回答)
実際にゴキブリが100匹いるわけではありません。湿気のある環境や、生ごみ、水滴などを放置している家ではゴキブリが出現しやすいでしょう。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

ゴキブリが出やすい家の特徴は?

一般家庭に多い、クロゴキブリが出現しやすい場所や家の特徴は、以下の通りです。

・湿気がある狭くて陽の当たらない場所
ジメジメとしていて湿気があり、暖かく、陽の当たらない狭い場所で、餌のあるところにゴキブリが潜みやすいです。

・侵入経路がある家
換気口、網戸やドアの隙間、排水パイプなど、侵入できそうなすき間から侵入してきます。玄関や窓を開けっ放しにせず、網戸の隙間は隙間テープなどできちんと処理してください。

・食べこぼしや生ごみを放置している家
食品や汚れた食器を夜まで放置したり、食べこぼしを放置、冷蔵庫の裏やコンロの下にごみや調理くずがある家は要注意。お菓子のかけら1つであってもごちそうのため、食べこぼしを放置せず、家の中を清潔に保つことが大切です。またゴキブリは雑食性なので、食品だけでなく紙、木片、皮革類なども食べることもあります。

・水滴を放置している家
キッチンのシンクやお風呂場にいつも水や水滴がある状態はゴキブリにとって居心地の良い環境となり注意が必要です。

・段ボールを捨てずに保管している家
宅配便や引っ越しのダンボールにゴキブリの卵が付いて、放置した段ボールで孵化してしまうこともあるので、すぐに処分してください。

「ゴキブリを1匹見つけたら100匹いる」といううわさは本当?

ゴキブリは「1匹見つけたら100匹いる」という“都市伝説”が有名。このようにうわさされている理由としては、ゴキブリが一生に卵が22〜26個入った卵鞘(らんしょう)を15〜20回産卵するためだそうです。

実際にゴキブリが100匹いるというわけではなく、1匹ゴキブリがいたら100匹に増える可能性がある、ということのようですね。
(文:All About ニュース編集部)