ケイト・モス、デビュー当時の超秘蔵映像が解禁！ 『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』
【動画】ケイト・モスのデビュー当時の貴重映像も！ ドキュメンタリー映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』特別映像
ジョン・ガリアーノは、1995年にジバンシィ、1996年にはクリスチャン・ディオールと、世界的ブランドのデザイナーに次々と抜てきされた“ファッション界の革命児”。しかし絶頂期だった2011年2月、差別的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドからは解雇されて文字通り“すべて”を失くした。
ケイトは、ランウェイショーデビューをジョン・ガリアーノのもとで飾って以来、彼と公私ともに親密な関係を築いている。私生活では、俳優のジョニー・デップや「ザ・リバティーンズ」のボーカル、ピート・ドハーティとの交際で世間を騒がせたが、2011年にギタリストのジェイミー・ヒンスと結婚。本作では、ウェディングドレスのデザインを逮捕騒動直後のガリアーノに依頼したという、彼への絶大な信頼がうかがい知れるエピソードも紹介される。
本編映像では、出会った当時のふたりのやりとりが語られるとともに、新人モデル時代のケイトの貴重なアーカイブ映像を披露。ケイトは「初めてのショーはパリよ。すごく緊張してた。その時（ガリアーノに）歩き方を教わったの。“骨盤を立ててふんぞり返れ”って」と述懐。ステージを映画のワンシーンのように演出することで知られるガリアーノの当時のショーを振り返り、「君は初体験を夢見る早熟な少女だ、やりたがってる」と独特な指示があったことを明かし、「歩くだけで必死なのに役柄を与えられた」とお茶目な笑顔を見せる。
さらにケイトは、「彼のショーには必ず物語がある。幻想の世界よ。それがファッションだわ」とガリアーノの特異な演出を称賛、「ジョンは友人だし、他のデザイナーとは違う。家族だと感じている」とまで語り、ふたりの間の強い絆が垣間見える本編映像となっている。
ケイトのように事件後もガリアーノを応援する者を映す一方で、今も心の傷が絶えないという被害者にもカメラを向ける本作。彼を取り巻くさまざまな人々の証言が浮き彫りにする“天才デザイナー、ジョン・ガリアーノ”の真の姿とは？ そしてガリアーノ本人が赤裸々に語るなかで浮かび上がる、事件の背景とは？
また今回、サウンドトラック盤の発売が決定。サウンドトラックには、本作のケヴィン・マクドナルド監督とは『モーリタニアン 黒塗りの記録』以来、2度目のタッグとなるトム・ホッジが作曲を務めた全20曲を収録。豪華絢爛なファッションショーやアーカイブ映像、そしてガリアーノの栄光と転落を、エレクトロミュージックで表現豊かに彩る。詳細はランブリング・レコーズ公式HPにて。
映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて9月20日より公開。
