『WIRED』日本版と日本科学未来館がコラボ「WIRED UNIVERSITY × Miraikan」を開催 オードリー・タン氏やグレン・ワイル氏が登壇

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『WIRED』日本版は日本科学未来館とコラボして、特別講座「WIRED UNIVERSITY × Miraikan」を7月26日(金)に日本科学未来館 未来館ホールにて開催する。台湾の元デジタル発展省大臣であるオードリー・タン氏、経済学者のグレン・ワイル氏、東京大学特任研究員でスマートニュース代表取締役会長の鈴木健氏、日本科学未来館の小沢淳氏といった講師陣が登壇、『WIRED』日本版 編集長の松島倫明氏がモデレーターを務める。

テーマは社会や経済を変革する新しいビジョンとして注目される「多元性(Plurality)」をいかに実装するか。人工知能(AI)によって人類が迎えると言われている「シンギュラリティ」(技術的特異点)のように、単数形(singular)の未来へと人々の意思を収斂させるのではなく、人間の多様な意思が複雑に絡み合った社会のまま未来を考えることは可能なのか、そのときテクノロジーはどんな役割を果たすのか、という大きな問いに取り組む。

●イベント開催概要

日時: 7月26日(金)14:00〜16:00(受付開始13:30)
会場: 日本科学未来館 7F 未来館ホール
https://www.miraikan.jst.go.jp/

講義形式:
 座学(トークセッション)
 ※ 会場参加者とのQ&Aも予定
 ※ 同時通訳あり(日⇔英)
参加費:無料(定員あり)

イベントに関する問い合わせ先:membership@condenast.jp

●参加方法

Peatixページより申し込み(https://miraikan-2024.peatix.com

※ SZ メンバーシップ会員向けに先着順で50席用意。
※ 非会員は「一般チケット(先着230名)」を申し込み。
※ 詳細はイベント記事ページ参照。
日本語:https://wired.jp/article/wired-university-and-miraikan/

英語 :https://wired.jp/article/wired-university-and-miraikan-en

●スピーカー ※敬称略

◾グレン・ワイル | GLEN WEYL:

経済学者。マイクロソフト首席研究員。『WIRED』US版の「次の25年をかたちづくる25人」に選出される。次世代の政治経済を志向するグローバルな社会運動「RadicalxChange」を運営中。共著に『ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀』がある。

◾オードリー・タン(唐鳳) | AUDREY TANG:

台湾初のデジタル担当政務委員大臣を勤めた。8歳から独学でプログラミングを学ぶ。中学校を中退後、15歳でプログラマーとして仕事を始め、19歳の若さでシリコンヴァレーで起業した。その後、アップルで顧問などを務めた後、2016年に蔡英文政権に入閣した。

◾鈴木 健 | KEN SUZUKI:

1998年慶應義塾大学理工学部物理学科卒業。2009年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は複雑系科学、自然哲学。東京財団仮想制度研究所フェローを経て、現在、東京大学特任研究員、スマートニュース代表取締役会長。

◾小沢 淳 | ATSUSHI OZAWA:

日本科学未来館、科学コミュニケーションスタッフ。コンピュータメーカー、未来予測系シンクタンクを経て現職。専門は情報工学。これまでに手がけた展示は、「計算機と自然、計算機の自然」(落合陽一氏監修)、「未来逆算思考」(大垣眞一郎氏監修)など。現在は、量子コンピュータの展示(2025年春公開予定)を担当。

●モデレーター

◾松島倫明 | MICHIAKI MATSUSHIMA:

『WIRED』日本版 編集長。内閣府ムーンショットアンバサダー。NHK出版学芸図書編集部編集長を経て2018年より現職。21_21 DESIGN SIGHT企画展「2121年 Futures In-Sight」展示ディレクター。訳書に『ノヴァセン』(ジェームズ・ラヴロック)がある。東京出身、鎌倉在住。