成田悠輔氏、映像ソフトの生き残り策を提案 樋口真嗣監督と対談
![(左から)樋口真嗣監督、成田悠輔氏(撮影:たむらとも) (C)ORICON NewS inc.](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/6/36d60_760_2334675_20240703_193736_size640wh_24798297-m.jpg)
【動画】樋口真嗣監督×成田悠輔氏の対談が実現
フランク・ハーバートの伝説的SF小説を『デューン 砂の惑星』を、『メッセージ』『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』などのティモシー・シャラメを主演に迎えて映画化。宇宙を支配できるほど重要な資源を持つ砂漠の惑星アラキスをめぐる覇権争いを描く。
さらに成田氏は「2時間45分と長い作品ですが、どこから始めても、どこで終わってもいい作品。断片だけを切り取って、ミュージックビデオのように見ても成立する。無数の予告編の塊みたいな作品だと思った。音と色と光の束として観ることができる」と、“映像の魔術師”とも称されるヴィルヌーヴ監督の手腕を絶賛。
樋口監督もデヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』(1984年)もある中で、「自分の美学に基づいて、自分色に染め上げている」と、同業者として賛辞を惜しまず、すでに製作が決定しているPART3について「(原作小説に)かめはめ波みたいなものが出てくるんだけど、それをどう映像化するのか楽しみ」と期待を膨らませた。
そんな樋口監督に対し、成田氏から「もし『デューン』の映画を作るなら?」という質問が。これに樋口監督は「砂漠、どうしようかな。(ヴィルヌーヴ監督は)本物かどうかもわからないくらい、すごいところでやっている。日本でやるなら鳥取か、浜松しか砂丘がない」と、真剣に答える一幕も。
話題は、Blu-rayやDVDのパッケージにおよび、成田氏は「オブジェ化していったらいいんじゃないかな」と提案。「ディスクの中身よりも、パッケージの方が圧倒的に重要なんじゃないかな。紙とプラスチックでできたものが多いので、石とか、砂とか、1万年後までこの映画を残すためのボックスとか、あるいは一度見たら崩れ去ってボロボロになってしまうものとか、いろんなことやれるんじゃないかな」と、成田氏らしいアイデアが飛び出していた。
『デューン 砂の惑星PART2』は、4K ULTRA HD、Blu-ray、DVD、デジタル配信の販売とレンタルで視聴できる。