イラク北部クルド人自治区のアルビルにある石油精製所で発生した大規模火災(2024年6月13日撮影)。(c)Safin HAMID / AFP

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【AFP=時事】イラク北部のクルド人自治区にある石油精製施設で12日、大規模な火災が発生した。火は約20時間にわたり燃え続けたが、当局が翌13日に火を消し止めたと発表した。火災で14人が負傷した。

 市民防衛隊によると、火災が発生したのは中心都市アルビル(Arbil)の南西にある施設で、12日夜に大型の原油タンクから出火し、別の施設にまで広がった。

 隊の報道官は、消火活動には消防隊員150人が当たったとし、火災で14人が負傷、うち2人が重傷だと述べた。

 また、被害を受けたタンクには5000トン以上の燃料が貯蔵されていたとし、推定被害額は800万ドル(約12億6000万円)に上るとした。

 市民防衛隊によると、タンク4基と消防車4台に被害が出たとされる。出火の原因は分かっていない。

【翻訳編集】AFPBB News

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