Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Aquaman_panel_at_the_2018_Comic-Con_International#/media/File:Nicole_Kidman_(43771640501)_(cropped).jpg

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アカデミー賞主演女優賞に輝いた『めぐりあう時間たち』(2002)のような格調高いドラマ作品から、『アクアマン』シリーズのような大作アクションまで、ニコール・キッドマンは幅広いジャンルや作品に出演を続け、トップ女優の座に輝いている。しかし過去には撮影中に極限状態までストレスを感じ、思わぬ行動に出てしまったそうだ。米の座談会にて明かしている。

『キャプテン・マーベル』シリーズのブリー・ラーソンやのアンナ・サワイら今を代表する女優陣が集った座談会で、キッドマンはドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-)撮影時のエピソードを振り返った。リース・ウィザースプーンやローラ・ダーン、メリル・ストリープなど錚々たる実力派が揃い、セレブ生活が崩れていく様を描くミステリー・ドラマで、ウィザースプーンと並んでプロデュースも務めたキッドマンは、ゴールデングローブ賞をはじめとする数々の賞を受賞した。

クオリティの高さで非常に高く評価されているシリーズではあるが、撮影に時間を要するあまり、キッドマンは疲弊してしまったそう。「大変な撮影から帰宅して、ドアに向けて石を投げたそうですが…?」と問われると、真相を語り始めた。

「その通りなんですよ。ドアに鍵がかかっていて入れなかったから、窓に石を投げたんです。そんなこと今までの人生でしたことないですよ。明らかにうっぷんが溜まっていたんですよね。全部ぶっ壊してしまいました。すごくお金がかかりましたけどね(笑)。翌日、現場に戻ってアレクサンダー(・スカルスガルド)と監督のジャン=マルク(・ヴァレ)に“窓に石を投げたの”と言ったら、彼らは“うわあ……”って感じで。私は“ちょっとむしゃくしゃしてて”って言いましたけど。」

窓に石を投げたとだけ聞かされては、周囲も驚愕してしまうだろうが、キッドマンなりに事に至った背景を下記のように続けている。

「でも、私たちはショーを続けなければいません。だからただ進み続けるんです。現場に現れては演技して、演技して、演技して、演技しまくる。多くの場合、1日に12時間から14時間仕事する日が6か月くらい続きました。“自分のことを大切にしなくちゃ”なんて思う時間が全くなかったんです。」

一見華やかだが、心身ともに過酷な状況に置かれる俳優業で自分の体を守ることについて、他の俳優とも語り合いたいとキッドマンは吐露した。同席していたソフィア・ベルガラは「俳優として自分が経験していることはリアルなものじゃないって、体は気づけないものなんですよね」と、ラーソンは「窓に石を投げるにいたったことを気の毒に思います。でもそこからあなたが学んだものもありますよね」とキッドマンの告白に寄り添う気持ちを示している。

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