KDDIが台紙を半分にしたSIMカード「au Nano IC Card 05 HALF」を導入!

KDDIは3日、二酸化炭素(CO2)排出量の削減をめざして台紙のサイズを従来の半分にしたSIMカード「au Nano IC Card 05 HALF」を2024年6月3日(月)より導入したと発表しています。このSIMカードはプラスチックの台紙部分を半分のサイズに縮小したSIMカードであり、従来品「au Nano IC Card 05」と比較してプラスチックの使用量を55%削減、製造過程でのCO2排出量を約30%削減します。

またコンパクトな設計によって一度に輸送できる枚数を増やすことができ、輸送時におけるCO2排出量も削減するとのこと。世界的に環境意識が高まる中で同様の取り組みは欧州が先行して導入しており、日本では今回導入されたSIMカードが携帯業界最少のプラスチック使用量となるということです。なお、台紙を半分にしたSIMカードは製造元としてアイデミアおよびタレス(旧:ジェムアルト)、輸入元としてアイデミア・ジャパンおよびタレスジャパンとなっています。


KDDIでは今年5月にKDDIグループとして2040年度末までにネットゼロ達成を含む4つの環境目標を策定しており、また脱炭素社会の実現に向けた取り組みをよりいっそう加速することをめざしてこれまでにもNTTやソフトバンクとともに3社共同で通信業界におけるサステナブルなサプライチェーン実現に向けた活動に合意するなど、さまざまな取り組みを進めてきました。このような取り組みを通してKDDIのめざすネットゼロ目標達成をめざすとともに環境影響の低減と地球環境保護への貢献をめざすとしています。

なお、今回、導入されたau Nano IC Card 05 HALFはアイデミアが中国(製造国識別番号:ID-001)およびインド(製造国識別番号:ID-002)で製造したものとタレスが中国(製造国識別番号:TH-001)およびメキシコ(製造国識別番号:TH-002)で製造したものがあり、カード樹脂部はアイデミア製がABS樹脂・PVC(UVニス処理)、タレス製がABS樹脂、金属部(IC)はアイデミア製が銅(金メッキ処理)、タレス製が金・銅・ニッケル(金メッキ処理)となっているということです。



記事執筆:memn0ck


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