大学医学部の入学定員増を巡り、医師側と政府の対立が続いている=(聯合ニュース)

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【世宗聯合ニュース】韓国教育部と韓国大学教育協議会は2日、全国の大学医学部が提出した2025学年度入学者選抜に関する計画の集計結果を公表した。政府が掲げる2000人増員の配分を受けた32校の医学部のうち31の医学部で、来年の入学定員を計1469人増やす。まだ募集人員を決定していない1校を合わせると、1489人から1509人の間で確定する見通しだ。

 25学年度の入学者選抜計画を報告していない1校は医学専門大学院で、大学入試計画の変更を大学教育協議会に報告する義務はなく、募集人員も確定していないため、今回の集計から除外された。この医学部は政府から40人の増員が割り当てられている。その半数を募集人員とする場合、全国の医学部の増員数は計1489人に、同医学部が増員枠をすべて活用する場合は全体で1509人増えることになる。

 医学部は全国に40あり、現在の入学定員は計3058人。25年度は少なくとも4547人、最大で4567人に拡大するとみられる。

 首都圏以外に所在する九つの国立大医学部が全て、来年度募集人員の増加数を増員配分の半分にとどめた一方、私立大の多くは増員枠をそのまま募集人員に充てる計画を示した。

 一方、各校医学部が提出した26学年度の入学者選抜計画を集計したところ、増員数の合計は政府が計画する2000人に達することが分かった。