相互理解や友好親善に貢献 日本の対台湾窓口機関、1団体と3人を表彰
(東京中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は21日、台日関係の相互理解や友好親善に貢献したとして、台湾の政治に詳しい東京外国語大学の小笠原欣幸名誉教授や中央社の楊明珠(ようめいしゅ)東京特派員ら1団体と3人を表彰した。
日本台湾交流協会表彰は2018年から行われており、今回で5回目。今年度は小笠原氏や楊特派員の他、台湾原住民(先住民)関連の研究者でつくる日本順益台湾原住民研究会、台湾に関する多くの著書を持つ作家の平野久美子氏が表彰を受けた。表彰式は東京・六本木の同協会東京本部で開かれ、谷崎泰明理事長が表彰状を手渡した。
谷崎氏は、日本順益台湾原住民研究会には文化人類学や言語学、歴史学、考古学など多様な分野の研究者が参加していると説明。先住民研究が進むだけでなく、台日全体の学術交流促進に寄与しているとたたえた。
また小笠原氏については「選挙予想の神様」と紹介。予想の正確さの他、分析方法は学術的に後進へ影響を与えているとし、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
平野氏は著書を通じて台湾の魅力や台日交流に「甚大な影響を及ぼしている」とした。
楊特派員については、同氏を通じて多くの日本の政治、経済、文化、社会などさまざまな情報が台湾に紹介されているとし、日本と台湾の距離を近づけることに努力したとして感謝を示した。
小笠原氏は「台湾情勢は厳しくなっている」としながらも「台湾アイデンティティーが広がった台湾はしっかりとこの先も今の体制を維持できると思う」との見方を示し、分析をした上で日本や世界各国に発信していきたいと今後の研究に意欲を見せた。
楊特派員は「表彰されることは私一人の力だけではなく、みんなの力」として感謝を表明。自身の名前と掛けて、日本と台湾は輝きを放つ「明珠」だとし「これからもその輝きを失わせないように(情報を)発信する」と語った。
(戴雅真/編集:齊藤啓介)
日本台湾交流協会表彰は2018年から行われており、今回で5回目。今年度は小笠原氏や楊特派員の他、台湾原住民(先住民)関連の研究者でつくる日本順益台湾原住民研究会、台湾に関する多くの著書を持つ作家の平野久美子氏が表彰を受けた。表彰式は東京・六本木の同協会東京本部で開かれ、谷崎泰明理事長が表彰状を手渡した。
また小笠原氏については「選挙予想の神様」と紹介。予想の正確さの他、分析方法は学術的に後進へ影響を与えているとし、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
平野氏は著書を通じて台湾の魅力や台日交流に「甚大な影響を及ぼしている」とした。
楊特派員については、同氏を通じて多くの日本の政治、経済、文化、社会などさまざまな情報が台湾に紹介されているとし、日本と台湾の距離を近づけることに努力したとして感謝を示した。
小笠原氏は「台湾情勢は厳しくなっている」としながらも「台湾アイデンティティーが広がった台湾はしっかりとこの先も今の体制を維持できると思う」との見方を示し、分析をした上で日本や世界各国に発信していきたいと今後の研究に意欲を見せた。
楊特派員は「表彰されることは私一人の力だけではなく、みんなの力」として感謝を表明。自身の名前と掛けて、日本と台湾は輝きを放つ「明珠」だとし「これからもその輝きを失わせないように(情報を)発信する」と語った。
(戴雅真/編集:齊藤啓介)