SoftBankやY!mobileのMMSなどに送信ドメイン認証「DMARC」が順次導入!

ソフトバンクは13日、携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」における「S!メール(MMS)」や「Eメール(i)」、「MMS(ワイモバイル)」に「なりすましメール」による「フィッシング詐欺」への対策として送信ドメイン認証技術を利用した「DMARC」を2024年4月上旬から順次導入するとお知らせしています。

ソフトバンクでは迷惑メール対策としてすでに「なりすましメールの拒否」機能を提供していますが、今回、DMARCの導入によってなりすましメールの拒否機能を通じてDMARCに対応した送信元アドレスを詐称したメールも抑止することができるようになるとのこと。利用料は無料。具体的な提供開始日は個別にメールにて連絡するとのこと。

なお、なりすましメールの拒否機能の初期設定は「利用する」となっていますが、利用者自身によってオンラインサポート「My SoftBank」や「My Y!mobile」、法人コンシェルサイトにおいて「利用しない」に変更することも可能となっています。


DMARCはメールアドレスのなりすましや改竄を検知して正規の送信ドメイン管理者が宣言したポリシーに従って受信側でなりすましメールの受信を拒否するなどの対応が可能なメールサービスにおけるセキュリティー技術の1つで、増するフィッシング詐欺メールなどの受信防止対策として内閣府消費者委員会やフィッシング対策協議会などを中心にDMARCの導入の促進や啓蒙活動が行われています。

DMARCを導入することで正規の送信元のドメイン情報を認証して第3者による悪意のあるメールをなりすましメールとして判別することができるため、より安心してメールサービスを利用するができ、日本データ通信協会が運営する迷惑メール相談センターによれば、すでにソフトバンクおよびLINEヤフーが提供する「Yahoo! BB」やニフティが提供する「Mail@nifty」、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「So-net」、オプテージが提供する「mineo」などのメールサービスではDMARCが導入されているとのこと。


今回、ソフトバンクでは新たにSoftBankおよびY!mobileにおいて提供しているS!メール(MMS)、Eメール(i)、MMS(ワイモバイル)といったメールサービスにDMARCを導入するということで、DMARCはすでに提供しているなりすましメールの拒否機能を通じて提供され、なりすましメールの拒否機能は初期状態では「利用する」となっていますが、利用者自信によって「利用しない」にも変更でき、なりすましメールの拒否機能が適用されているかどうかはMy SoftBankやMy Y!mobile、法人コンシェルサイトにて確認可能となっています。

なりすましメールの拒否機能はMy SoftBankではログイン後に「メール管理」→「迷惑メール対策の設定」→「詳細設定」→「なりすましメールの拒否」、My Y!mobileではログイン後に「通話・メールサービス」→「迷惑メール対策の設定」→「詳細設定」→「なりすましメールの拒否」にて利用状況の確認やオン・オフの設定が行えます。なお、なりすましメールの拒否機能は他にも「なりすましメール救済リストの利用」や「なりすましメール救済リスト」の登録に対応しています。

記事執筆:memn0ck


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