INI・池理人が語る、グループの現在とメンバーへの想いとは?
2021年11月、華々しいデビューを飾り、凄まじい人気を魅せるグローバルボーイズグループ「INI」。
メンバーの池粼理人さんが考える、INIの現在とは?2023年を振り返りながら、語ってくれた!
「いまの自分たちに満足しているメンバーはひとりもいません」
歌舞伎町という稀有なロケーションもあり、新宿のランドマークが間近に迫る絶景には池粼さんも「これぞ、東京ですね」と感嘆の声を漏らした
エキゾチックな顔立ちも、耳心地のいい低音ボイスも、スタイリッシュな“りひと”というその名前さえ。彼を形成する全要素が、スポットライトを浴びる人生を宿命づけているようだ。
ボーイズグループ戦国時代に彗星の如く現れたINI。オーディションを経てデビューを勝ち取ったのは、2021年のことだ。
池粼理人さんを含む11人のメンバー全員が、彼の言葉を借りれば文字どおり“普通の人”だったわけだが、その才能は磨かれ、鍛えられ、アーティストとして確実に足跡を残している。
「いえ全然、まだまだです。いろんな経験を積ませてもらっていることは確かだし、ステージにも随分慣れてきたとは思います。
でももっと、国民的、世界的なアーティストになるためには足りていない部分がほとんど。メンバーの誰ひとり、いまの状況に満足している人間はいないはず。
もうひとつ上のステージに行くために何が必要なのか、もっと攻めるべきなんじゃないか、メンバーと話し合う毎日です」
「目標は世界」と語る、池粼理人の輝きと葛藤
グループで「東京カレンダー」に初登場いただいた際、池粼さんはこれから始まる“未知なる冒険”について、文字どおりワクワクしていた。
だが2023年を振り返ってもらうと、ひとりの人間として悩むことが多い年だったという。
「お酒はたまに、ハイボールを少し飲む程度」という池粼さん。撮影時はツアーの真っ只中ゆえ、「ファイナルを迎えて、全員で乾杯する瞬間が待ち遠しい」と話した
「デビューしたての頃は、まだどこか非現実的で、浮かれていたというか、ふわふわしていたんでしょうね。
でもそこから、エンターテイメントの世界に入って、本当にいろんな壁にぶつかったというか。元々自分は我先に、というタイプでないのもあって」
エンターテイメントという、途方もなく広く、深く、そして厳しい世界の洗礼を大いに浴び、自問自答する。彼が“普通の人”だからこそ、その葛藤はごく当たり前の通過儀礼として味わうことになった。
だが、慣れない環境で思い悩んだ時にいつも側に寄り添ってくれたのは、同志でもあるメンバーたちだった。
「僕はメンバーがいないとダメですね。東京にこうして出てきて、遊ぶ友人もほぼいないですから、メンバー一人ひとりが大事な存在なんです。
普通に友達であり、家族みたいでもある。だから、僕自身が抱えていた葛藤もみんなには見透かされているんです。
この間、メンバー同士で寄せ書きをする企画があったんですが、将吾(田島将吾)くんからは、“もっとはっちゃけてもいいんだよ”っていうメッセージをもらいました。
ふざけながらでしたけど、核心ついてるな、って。有り難かったですね」
インタビュー中、池粼さんの口からメンバーの名前がポンポンと出てくるのは、本当に大事な存在だからなのだろう。
「ライブこそ自分たちの居場所。ステージから見る景色は特別です」
お互いを支え合うメンバー同志の絆は強く、固い。
デビュー当時から掲げていたドームでのライブを最速で叶えてみせたのも、彼らの結束があってのことだ。
「2023年いちばんのご褒美は、やっぱり京セラドーム公演がサプライズで発表されたことですね。メンバー全員で、“目標はドーム”と何度も口にしてきた夢が叶ったのは大きい。
今年は国内外のいろんな所でパフォーマンスしてきたけれど、ライブこそ自分たちの場所だっていうのは毎回感じますね。
ステージは僕たちだけのもので、11人全員で何十曲もやって、MINI(※INIのファンネーム)と一緒になって弾けられるから、みんなイキイキしてるんですよ。
もちろん本番前は緊張しますが、11人で円陣を組んでハグしてほぐれてきたら、もうエンジン全開。楽しんじゃえ!っていうテンションですね」
冒頭、「普通の人間です」という彼の言葉を紹介したが、これには続きがある。それは「だから一生、天狗にならないと誓います」だった。
謙虚さと体の奥で静かにほとばしる情熱。ふたつの間で葛藤する姿もまた、多くの人々を惹きつける理由だろう。
ネクストステージに立つ彼の背中に、“覚悟”が宿る日はきっと近い。
■プロフィール
池粼理人 2001年生まれ、福岡県出身。2021年、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に出演。グローバルボーイズグループ「INI」のメンバーとして、同年11月に鮮烈なデビューを飾る。2023年は2枚のシングルを発売し、アリーナツアーを全国7都市で行うなど、精力的に活動。2024年2月14日に待望の2ND ALBUM『MATCH UP』のリリースが決定。
■衣装
[1ページ目]ジャケット、パンツ(ともに参考商品)、シャツ 41,800円〈すべてエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03-6274-7070〉、その他スタイリスト私物
[2ページ目]ニット 47,300円〈バレナ/三喜商事 TEL:03-3470-8232〉、パンツ 33,000円〈J.プレス オリジナルス/J.プレス & サンズ 青山 TEL:03-6805-0315〉、眼鏡 23,100円〈アクル/オプティカルテーラークレイドル青山店 TEL:03-6418-0577〉、“R”リング 77,000円〈ザ レタリング/エスケーパーズオンライン URL:https://escapers.jp〉、リング 12,100円、バングル 29,700円〈ともにアダワット トゥアレグ TEL:050-5218-3859〉
[3ページ目]カーディガン 93,500円〈ヘリル/にしのや TEL:03-6434-0983〉、シャツ 37,400円〈パイカジ/アロハショップ パイカジ TEL:098-863-5670〉、パンツ 68,200円〈バレナ/三喜商事〉、ネックレス 26,400円〈マリハ TEL:03-6459-2572〉、サングラス 23,100円〈A.D.S.R./オプティカルテーラークレイドル青山店 TEL:03-6418-0577〉
▶このほか:BE:FIRST・JUNON&LEOの現在。「“大人の色気”とは、出すんじゃなくてにじみ出るもの」
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東京カレンダー最新号では、池粼理人さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、INIのメンバーとの思い出ごはんとは?
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