長寿番組が続々終了の波に飲み込まれる「次に危ない情報・バラエティー番組」

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 2023年も長寿の情報・バラエティー番組の終了が続いた。春には「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)、「所JAPAN」(フジテレビ系)、「スッキリ」(日本テレビ系)。秋には「マツコ会議」(日本テレビ系)、「VS魂グラデーション」(フジテレビ系)、「キスマイ超BUSAIKU!?」(フジテレビ系)、「TOKIOカケル」(フジテレビ系)などなど…。

 また24年春には「世界ふしぎ発見!」(TBS系)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)、「1億3000万人のSHOWチャンネル」(同)の終了も発表されている。

「テレビ離れが進み視聴率が低下して予算削減となると、長年貢献してきた大物タレントはギャラが高いのでコスパが悪いということになる。しかも近年はコンプラが厳しく、クレーム対策も大変。もちろんマンネリ化もあるので、長寿番組が守ってもらえなくなった」(芸能ライター)

 では、24年に危ない番組はどれか? 23年12月、「SmartFLASH」では「もう打ち切りでいいワイドショーランキング」を伝えていた。そこでは1位が「アッコにおまかせ!」(TBS系)、2位「ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)、3位「サンデーモーニング」(TBS系)、4位「DayDay.」(日本テレビ系)、5位「サンデー・ジャポン」(TBS系)となっている。特に1位の「アッコにおまかせ!」は得票数がダントツで、最も番組終了の危険度が高いと見ていいのかもしれない。

「TBSは31年半の歴史があった『噂の!東京マガジン』を21年4月、BS‐TBSに移行させ、37年半続けてきた『ふしぎ発見!』のレギュラー放送も来年終了が発表されている。さらに38年の歴史がある『おまかせ!』が続いても不思議はありません」(テレビ誌ライター)

 理由についてはこんな指摘がある。

「内容的にもマンネリ化しており、取り巻きがアッコさんの機嫌を取りつつ、内輪だけでやっている印象も否めない。芸能界のご意見番であるアッコさん自身も、年齢のせいか切れ味がなくなってきましたからね」(前出・芸能ライター)

 そろそろ潮時かもしれない。

(鈴木十朗)