(※写真はイメージです/PIXTA)

写真拡大

投資の初心者にとって、初めての投資信託は何に気を付けたらいいのかわからないですよね。ファイナンシャルプランナーの湯之前敦さんは著書『いちばんカンタン! 投資信託の超入門書 改訂版』(高橋書店)のなかで5つのルールを提示。今回は3つめのルール、「分配金を『再投資』するのも得策」を紹介します。

分配金の受け取り方法は2種類

投資信託の分配金には「受取型」と「再投資型」があります。

受取型は一般コースとも呼ばれ、分配金が出るたびにそれを受け取っていく方法です。

投資型は、自動継続コースとも呼ばれるもので、分配金を同じ投資信託に再投資していく方法です。

分配金のある投資信託では、必ず購入時にどちらかを選ぶようになっているので、2つの違いをよく理解しておいてください。また、運用中にコース変更できる投資信託もあるので、事前にチェックすることもおすすめします。

投資型で「複利」を生かせ!

投資型では、分配金が自動的に同じ投資信託に再投資されます。ここでは分配金を再投資してもたいてい、購入手数料はかかりません。

また、分配金として支出されるお金がそのまま投資信託に投資されるので、「複利の力を活用できる」というメリットがあります。

投資信託は基本的に中・長期で運用していくものです。それには複利効果が期待できる再投資型を選ぶのが得策です。

目先の小遣いを稼ぐのではなく、将来の資産形成を重視するうえで、再投資による複利効果は必須です。

湯之前 敦

ファイナンシャルプランナー(AFP)、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト