Microsoftは9月21日(米国時間)、「New Outlook for Windows now available - Microsoft Community Hub」において、新しい「Outlook for Windows」をMicrosoft Store経由で一般提供を開始したと伝えた。2023年9月26日に予定されている秋の更新プログラムを通じても一般提供の開始が予定されている。

New Outlook for Windows now available - Microsoft Community Hub

新しいOutlook for Windowsの主な特徴は次のとおり。

Outlook.com、Hotmail.com、Gmail、Yahoo、iCloud、IMAPなど複数のプロバイダーやアカウントに対応およびメールとカレンダーの統合。すべてのカレンダーが 1 つのビューで表示され、アカウント間を切り替えてメールや連絡先を表示できる

メールの送信スケジュール機能、送信したメールを10秒以内に取り消す機能、メールのピン留め機能、メールのスヌーズ機能、メールのスイープ機能、重要な会話をフォローするためのリマインダを受け取る機能などの提供

50を超えるテーマと150を超えるフォントからの選択および複数の表示オプションによるユーザーに適したメール表示エクスペリエンスの実現

スパムおよびマルウェアのフィルタリング機能(Microsoft 365 Basic/Personal/Familyサブスクリプションを持っている場合にはエンドツーエンドのメッセージ暗号化機能を利用可能)

インテリジェントなスペルチェック機能と文法チェック機能の提供。Microsoft 365 Personal/Familyサブスクリプションを持っている場合はMicrosoft Editor経由で高度なAIライティングツールを使用可能(Copilotおよびそのほかの高度なAI機能は後日提供される予定)

無料のMicrosoft Word、Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint Webアプリとシームレスに連携

Microsoftは現在Windows 11で提供しているデフォルトのメールアプリを廃止し、今回一般公開を開始した「Outlook for Windows」へ移行することを計画している。UI/UXは既存のメールアプリと互換性があり、すでに既存のメールアプリから新しいOutlook for Windowsへ移行するボタンが提供されている。

現在のデフォルトのメールアプリは表示できない日本語メールが存在するなど不具合が存在しているが、新しいOutlook for Windowsではそうした問題も解消されている。