二度の妊娠・出産を経ても体重キープ!「-20kgダイエット成功者」のその後が凄かった

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クックパッドのアンバサダー♪♪maron♪♪さんへのインタビュー。生理が止まるほどのダイエットを経験した10代。仕事のストレスで過食に走ってしまった20代。二度に渡り約20kgの体重を減らすダイエットを経験してきた♪♪maron♪♪さんのお話も、今回が最終回。二度にわたる妊娠、出産、そして現在も体重をキープできている理由について聞きました。

妊娠中は低カロリースイーツで体重管理


――10代、20代とダイエットを経験した♪♪maron♪♪さんですが、妊娠、出産時の体重の変化はどうでしたか?

27歳で一人目。32歳で二人目の出産をしました。一人目のときは、食べづわりだったんです。でも、初めての妊娠ということもあり、神経質なほどいろいろと気をつけていたので体重もキープできました。二人目のときは、上の子の面倒もあり、一人目のときほど体重管理を細かくできていなかったので、病院から「少し気をつけた方が良いよ」と指摘されるくらいには体重が増えました。


――どのくらいの増加だったのでしょうか。体重が増えないために心がけていたことはありますか?

二人目のときは15kg増えて、身長156cmに対し体重が60kgになりました。病院から注意されて体重管理をはじめたのですが、そのときに活躍したのが低カロリースイーツです。クックパッドにもたくさんレシピを投稿しましたが、食べたい!と思ったときは、低カロリースイーツで満たすということを続けて、なんとか体重が増えないように頑張りました。

――産後はすぐに体重は元に戻ったんでしょうか?

担当してくれる助産師さんにもよるみたいですが、二人目出産のときの助産師さんは、「産後に必ず体重は落ちるから大丈夫。食べ物に気をつけてね」と言ってくれる方だったので、産後に落ちない体重を気にすることなく、しばらくは54kgくらいを保っていました。

――産後、無理に体重を落とすことはなかったということですが、どのように今の体重まで戻されたのでしょうか。

産後一ヶ月は、義理の母が来てくれていろいろ手伝ってくれていて、一緒におやつとか食べちゃってなかなか戻らなかったんです(笑)。義母が帰ってからは、体重や栄養を意識しながら自炊をするようにしていたら、いつの間にか元の体重に戻っていたという感じです。

出産後によく食べていた低カロリースイーツ


片栗粉で☆豆腐わらびもち♪♪

by ♪♪maron♪♪

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野菜多めの食生活が体重キープの鍵


――自然と体重が元に戻る食生活って、どういう食生活ですか?

野菜多めです。お肉を食べる分、野菜はしっかり食べています。我が家は、一汁三菜をすごく意識していて、汁物にできるだけたくさんの野菜を入れるようにしています。忙しいときでも切った野菜をたくさん入れたら、汁物で1品になります。副菜も、野菜をできるだけ使います。ツナ缶と小松菜の和え物とか、レンジですぐできるものを一品添えて、あとは主菜という感じ。余力があればもう1品作りたいんですけど。とにかく野菜を多く摂るということを気をつけています。

――野菜を多めに食べる。それだけですか?

それくらいです。低カロリースイーツは作りますが、普通にケーキ屋さんで買ったケーキも食べますし、子どもも市販のものが好きなので食べます。手作りするのは気持ちをコントロールするためにという感じです。ジムに通うような運動もしていなくて、幼稚園の送迎を運動と考えているくらい。とにかく、できるだけ野菜を摂るということくらいです。




♪♪maron♪♪さんのある日の献立

――野菜を多めに食べていると思っていても、体重に変化を感じにくい場合もあると思います。♪♪maron♪♪さんの“野菜多め”は、普通の人の“野菜多め”とは違うのでしょうか?

私自身は一般的な家庭と比べてめちゃくちゃ多いというわけではないと思っていましたが、以前うちの夕食の献立を見た友人が野菜の多さに驚いていたので、やっぱり多めではあるのかも(笑)。
量としては、1週間の食材をまとめ買いするのですが、野菜室が満杯になるくらい野菜を買って1週間で使いきる感じです。




♪♪maron♪♪さんの自宅の野菜室

――糖質が高いもの、低いものがあると思います。その辺はどのようなバランスで購入していますか?

私は、ジャガイモは穀類と考えているので野菜という分類にはしてないです。かぼちゃは野菜ですが、調理をするときに三温糖やはちみつを使って白砂糖の量を減らしています。白砂糖と三温糖の成分にはあまり差はないですが、三温糖やはちみつのほうがコクが出て甘みを感じやすいので、結果的に砂糖の量を減らすことができ摂取カロリーを抑えられると考えています。かぼちゃは繊維質が高いので、副菜として使うことも多いです。

とはいえ、野菜糖質は甘いスイーツとは違って、罪悪感のない甘みとして捉えています。野菜の糖質はそんなに気にしなくて良いかなと思います。それで太る!という原因にはなりにくいと思うので、適度に取り入れる分には問題ないんじゃないでしょうか。

――♪♪maron♪♪さんのおうちの野菜室に、レギュラーで入っている野菜はどんなものが多いですか?

旬の野菜です。旬のものは安いくておいしいし、栄養価も高いので必須です。今だとピーマン、かぼちゃ、ナスも毎日のように食べています。

――野菜中心の中で、ダイエットを意識している人が特に意識的に食べた方が良い野菜はありますか?

うちの息子は、見た目がぽっちゃりタイプだったのですが、トマトを食べるようになってから見た目がすごくすっきりしました。無農薬野菜のサークルで食べたミニトマトがおいしかったみたいで、それからトマトが大好きになって、毎日トマトを食べるようになったんです。トマトを食べると痩せるというわけではなく、息子は低カロリーのトマトを大量に食べて満腹感を感じていたので、結果的に摂取カロリーを抑えることができたんだと思います。

その他だと、繊維質が多い野菜は、噛む回数が増え、満腹感を感じやすいのでおすすめです。ダイエットを意識している人だと、さつまいもを大量に買って冷凍保存している友人も多いし、ごぼうも良いですよね。

標準体重に振りまわされなくて良い


――♪♪maron♪♪さんは、現在も体重を維持できているということですが、体調や時期で変動することもありますか?

もりろんあります。お正月はもちろん、バレンタインの時期はスイーツをすごく食べるので体重が増える時期です。でも、ずっとそんな時期が続くわけではないので、普段通りの食生活に戻せば夏頃には戻っています。1,2kg増えて焦るとかではなく、増える時期、戻る時期といった感じで、1年のリズムができている気がします。

――食事以外で気をつけていること、意識的にやっていることはありますか?

太ももや二の腕が気になったら、炒めものをしながらスクワットするくらいはしますが、あまり気にしてストレスになるよりはいいかなと思っています。

――10代、20代に、10kg以上ダイエットする経験をしてきた♪♪maron♪♪さんですが、その経験を経て、今思うことはなんですか?

日本人女性の理想とする体重はとても低く、若い女性は特に痩せすぎの人が多い傾向がありますよね。生理が止まるほどのダイエットを経験した私が感じているのは、数値的に「痩せている」のが良いことではなく、健康で元気に過ごせるのが自分にとってのベスト体重だということ。
大学時代にお世話になった栄養学の教授も「痩せすぎも体調不良や病気のリスクが高まる原因になるから、自分にとっての適性体重を知り、維持していくことがとても大切だよ。」とおっしゃっていたんです。

健康で普通に元気に生活できているのであれば、ダイエットって必要ないんじゃないかなと改めて思うし、大切な人とおいしいものを食べながら楽しい時間を過ごすことが、健康的に人生を過ごす上でとても大切なことですよね。

私もダイエット中は食べたいものをガマンしていたので、食べたいものを食べたいときに食べられるって本当に幸せなことだと感じています。これからは、食べすぎには気をつけながら、好きなものを程よく食べていこうと思います。

(TEXT:山田かほり)

♪♪maron♪♪さんプロフィール


クックパッドアンバサダーとして活躍中。栄養士・フードサイエンティスト・パンと製菓のライセンスも取得しており、忙しい方でも簡単においしく作れるレシピを考えるのが得意。
過去に20kgのダイエットに成功した経験を持ち、現在も自分にとっての健康的な体重を過度な食事制限や運動なしでキープしている。
食べても太りにくい「罪悪感ゼロスイーツレシピ」をはじめ、健康的にダイエットできるレシピが好評です。



♪♪maron♪♪のキッチン

♡COOKPADアンバサダー♡
資格▷栄養士・フードサイエンティスト.パンと製菓の認定講師資格
男の子2人を育てながら、子育て中のママでも簡単に美味しく作れるレシピを考えています♡
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【instagramはこちら】maron.kitchen