Samsungの利益が95%も激減し過去14年間で最低水準、半導体需要の低迷が直撃
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Samsungが2023年4月27日に、3月31日に終了した2023年第1四半期の決算を発表しました。メモリチップの価格が下落し続け、需要が低調に推移したことにより今期の利益は大きく落ち込んでいますが、Samsungは「下半期には需要が回復し業績も持ち直す」との見通しを示しています。
Samsung Electronics Announces First Quarter 2023 Results - Samsung Global Newsroom
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(2nd LD) Samsung Electronics logs worst quarter in 14 years amid memory chip glut | Yonhap News Agency
https://en.yna.co.kr/view/AEN20230427003652320
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Samsung earnings: Q1 profit plunges amid weak memory chip demand
https://www.cnbc.com/2023/04/27/samsung-earnings-q1-2023.html
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Samsungの発表によると、今期の営業利益は6402億ウォン(約637億4600万円)で、前年同期の14兆1200億ウォン(約1兆4060億8900万円)から95%の減少を記録したとのこと。これは、金融危機が世界経済に大きな影を落としていた2009年第1四半期以来で最も低い営業利益です。
また、純利益は前年同期比86.1%減の1兆5700億ウォン(約1563億4300万円)で、売上高も18%減の63兆7400億ウォン(約6兆3484億1000万円)と振るいませんでした。
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特に痛手となったのが、主力のチップ事業を統括するデバイスソリューション(DS)部門の不振です。世界的に半導体の需要が低迷し、在庫が大きく積み上がった結果、同部門の業績は14年ぶりに4兆5800億ウォン(約4558億6300万円)の赤字を記録しました。Samsungは、DS部門の業績が悪化した理由について「メモリ事業の需要低迷、ファウンドリ事業の稼働率の低下、および顧客からの需要の低迷と在庫調整が続いたため」と説明しています。
パンデミックを原因とするサプライチェーンの混乱は、産業界に深刻な半導体不足をもたらしましたが、インフレ率の上昇により消費者がスマートフォンなどの製品を買い控えたため、今度は在庫の過剰がチップメーカーを苦しめています。
Samsungは、4月上旬に発表した業績予想でも営業利益が大幅に減少する見通しを示していたため、金融市場は今回の発表を冷静に受け止めました。大和証券キャピタル・マーケッツのSK Kim氏はニュースメディア・CNBCに対して「Samsungは第1四半期に期待外れの数字を発表しましたが、それと同時にメモリチップの低迷が深刻な中で意味のある減産を発表しました。その後、市場はこのニュースにポジティブに反応しました」と話しました。
記事作成時点でのSamsungの株価は、前日の終値から0.16%増とほぼ横ばいの水準で推移しています。
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by Google Finance
Samsungは、2023年のチップ市場は前年から6%縮小すると予想し、1年を通して厳しい状況が続くと指摘した上で、下半期からは季節的な支出傾向により市場の需要が徐々に回復するだろうとの見通しを示しました。