オープンソースCMS(Contents Management System)「Joomla!」は現地時間4月18日、最新の安定バージョン「Joomla 4.3.0 Stable」のリリースを発表した。Webサイト(https://downloads.joomla.org/)より、インストール版とアップグレード版をダウンロードできる。「Joomla 4.3.0」の推奨環境は、PHP 8.0、データベースがMySQL 5.6、PostgreSQL 11.0以上、WebサーバーがApache 2.4、Nginx 1.18、Microsoft IIS 10以上となる。

「Joomla 4.3.0」リリースイメージ(同社資料より)

最新バージョンでは、Google Summer of Codeで2022年に学生たちによって提案されたプロジェクトのひとつである"ガイド付きツアー"機能を実装。同機能は、「Joomla!」を利用する際、ページの様々な領域の機能、ボタン、リンクなどをハイライト表示しながら、機能の利用法について解説していくもので管理者向けには、ガイド付きツアーを作成できる機能も提供。Joomla!全体でのアクセシビリティを高め、より効率的な運用も可能になる。

「Joomla!」のガイド付きツアーの紹介ページより(公式Webサイト)

メディアマネージャーが刷新され、注文ページ、画像のサムネイル、SVGファイルのプレビュー機能、ワークフローシステムやスマート検索、メニューなどUIの改善。編集機能では、カスタムフィールドで条件付きフィールドの実装、サブフォームのレイアウト編集の選択が可能に。大量メール検証の修正、入力フィールドの文字カウンター、画像一覧フィールドでのavif、webp、heic、webp2などの画像形式のサポートなど複数の機能改善や追加が行われている。フロントエンドWebアプリケーションフレームワーク「Bootstrap」は、5.2にアップグレード。