今週なにする? | 谷川俊太郎の展示、ミア・ハンセン=ラブ監督の特集上映など (4/17~4/23)

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一週間の始まり、月曜。毎週なにか面白いことをしたいなと思っても、気づいたら日曜だった!なんてことがあったり、なかったり…。日々どこでなにが行われているか、アンテナを張ったHanako編集部が気になるものを紹介します。今週は新たな発見のある、一週間にしてみませんか?

1. 現代のフランス映画界を代表する、ミア・ハンセン=ラブ監督の作品に浸る

© 2020 CG Cinéma - Neue Bioskop Film - Scope Pictures - Plattform Produktion - Arte France CinémaC)DR

オリヴィエ・アサイヤスの映画の女優、フランスの映画誌「カイエ・デュ・シネマ」の批評家を経て、監督デビューしたミア・ハンセン=ラブ。場所の力や自然の要素、俳優たちの個性が豊かに生かされ、囁くように語られる親密な物語がやがて大きな流れ、普遍的なものへと到達していくハンセン=ラブのこれまでの作品を、最新作『それでも私は生きていく』が5/5(金・祝)に公開するのを記念し、東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)にて4月13日(木)-4月23日(日)の間、一挙上映します。

現代のフランス映画界を代表する女性監督の作品を、ぜひお見逃しなく。

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2. BONUS TRACKの「EARTHDAY SHIMOKITA」で"暮らし"を見直す

「EARTHDAY SHIMOKITA」は、“商品の中身がみえ、つくり手の顔が見え、出会いのあるエシカルでサステナブルなマーケット“を具現化したイベントです。今回は特別に「都市と森の関係」をテーマに"地球の医者"と呼ばれる環境再生医、矢野智徳さんの活動を追ったドキュメンタリー映画「杜人」上映会も開催します。その他にも、ゼロウェイストをテーマに全国から20店舗集まるマーケットイベントや、エシカル協会選書の移動図書館バスVALUE BOOKSも登場します。さらにゲストシェフ三上奈緒さんを迎え、この日特別に登場するキッチンバスを舞台に、ジビエのめぐみと野菜の旨みがたっぷりと詰まったパエリアを楽しめる「森のごはん」を開催するなど、この日にしか体験できない特別なコンテンツがぎゅっと集まった屋外イベントです。

体験や食を通して自分たちの暮らしに目を向ける、スローであたたかな1日にしてみては?

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3. 立川のプレイ ミュージアム「谷川俊太郎 絵本百貨展」で言葉の豊かさにふれる

「谷川俊太郎 絵本百貨展」メインビジュアル谷川俊太郎(撮影:深堀瑞穂)『絵本』(作・写真、谷川俊太郎) 的場書房 1956(2010 復刊 澪標)

東京・立川のプレイ ミュージアム(PLAY! MUSEUM)にて4月12日(水)-7月9日(日)の間、開催される「谷川俊太郎 絵本百貨展」は、谷川俊太郎のバラエティに富んだ絵本の数々を紹介する「百貨店」のような場になっています。イラストや絵画だけでなく、写真やコラージュなど視覚的な表現を伴う媒体を用いて生み出される絵本を、視覚的に楽しめる展覧会となっています。

心揺さぶられる言葉たちと戯れる1日に。

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4. 天王洲で開催される「TENNOZ CANAL FES 2023 -SPRING-」で音楽、食、アートを巡る

今年も天王洲キャナルイースト(天王洲アイル第三水辺広場)、天王洲運河、アイルしながわ(旧東品川清掃作業所)にて「TENNOZ CANAL FES 2023 -SPRING-」が開催します。「TENNOZ CANAL FES」は年3回定期開催する地域活性化や地域住民のコミュニケーションの場を提供するイベントとして定着し、年々その規模の拡大とともに動員数を増やしてきました。今回は恒例の船上ライブをより充実したコンテンツにブラッシュアップし、様々なジャンルの要注目アーティストが日本を代表する建築家・隈研吾氏監修の船、T-LOTUS Mのステージに登場します。その他、アイルしながわで行われるワークショップ、JAL折り紙ヒコーキ教室や体験型eスポーツ「スケッチレーシング」、子ども映画祭などお子様向けコンテンツも充実しています。

春の陽気にぴったりの、盛りだくさんなフェスにでかけてみませんか。

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5. 写真家 石内都 + 若手作家 頭山ゆう紀 A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama「透視する窓辺」展で真摯な写真たちに出会う

左からIshiuchi Miyako, Mother’s #39 © Ishiuchi Miyako Courtesy of The Third Gallery Aya, Yuhki Touyama, From the series of Line13 © Yuhki Touyama© Ishiuchi Miyako Mother’s #57, Courtesy of The Third Gallery Aya ©︎Yuhki Touyama

本展は、ケリングの「ウーマン・イン・モーション」の支援により開催される、世代の違う女性作家2名による対話的なエキシビション。「ウーマン・イン・モーション」は、アートとカルチャーの分野で活躍する女性に光を当てることを目的として2015年に発足し、以降様々な芸術分野における女性の地位や認識について理解を深め、変化を促すためのプラットフォームになっています。京都の誉田屋源兵衛 竹院の間で開催され、石内都と頭山ゆう紀による二人の作家の作品が「身近な女性の死」という共通点のもと同じ空間で重なり合います。

繊細な世界観の写真展で、濃密な時間を過ごしてみては。

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今週も素敵な一週間をお過ごしください!

NAKAZATO 今週の担当

Hanako WEBアシスタント。最近は樹木について勉強したいです。