Microsoftが、2023年4月7日にリリースされたWindows 11のベータビルドで、「Print Screenキー」による挙動を全画面のキャプチャーからSnipping Toolの起動へと変更するテストを行っていることが分かりました。

Windows 11 beta changes what the Print Screen button does after 33 years | Ars Technica

https://arstechnica.com/gadgets/2023/04/windows-11-beta-changes-what-the-print-screen-button-does-after-33-years/



Microsoft set to change the Print Screen button so it opens the Snipping Tool in Windows 11 | TechSpot

https://www.techspot.com/news/98269-microsoft-set-change-print-screen-button-opens-snipping.html



「Print Screenキー」は一部のキーボードでは「PrtSc」と表記されているキーで、現行のWindowsでこのキーを押下すると表示中の画面のスクリーンショットを撮影してクリップボードにコピーします。これが、2023年4月にWindows Insider ProgramでリリースされたWindows 11のベータビルドでは、Snipping Toolの起動へと変更されているとのこと。

Snipping Toolは、Windows 10では切り取り&スケッチと呼ばれるアプリケーションで、どちらのWindowsでも「Windowsキー」+「Shiftキー」+「Sキー」で起動させることができます。



これにより、画面の一部やウィンドウ領域を指定してキャプチャーすることができます。



実は、Windows 11では以前からこの変更を手動で設定できるようになっています。変更するには、まず「設定」から「アクセシビリティ」を選択します。



「キーボード」をクリックします。



「プリントスクリーンボタンを使用して画面切り取りを開く」をオンにすることで、「Print Screenキー」でSnipping Toolが起動するようになります。



海外ニュースサイトのArs Technicaによると、プリントスクリーン機能の歴史は1990年にリリースされたWindows 3.0までさかのぼるとのこと。



by Andrew Cunningham

全てのテスト機能が正式に実装されるわけではありませんが、すでに設定で変更することができるようになっているため、今後この仕様が全面的に採用される可能性は高いとみられています。