女性であれば、誰もが一度は憧れる職業・CA。

その人気は今なお続き、恋愛市場では男性からも一目置かれる存在だ。

しかし華やかなイメージが先行するせいか、彼女たちのリアルな恋愛事情はベールに包まれているのも事実――。

そこで東カレでは、CAの恋愛観やプライベートの過ごし方など、あまり知ることのできなかった彼女たちの私生活にフォーカス!

さぁ、一緒に“CAのリアル”を紐解いていこう。

今回は、日系と外資両方の航空会社でCAの経験がある鈴谷実樹さんが「CAの出会い」について教えてくれた!

▶前回:「20代で結婚相談所に入会、登録直後に200件の申し込みが…」現役CAが語る、魅力的な男性の条件



CA歴8年目の鈴谷さん


CAは世界中を飛び回るので、腰を据えて婚活をするのが難しい職業です。

一方で、世界中に出会いが広がるという素敵なメリットもあります。

そんなCAたちの出会いの場はどんなところにあるのか?

今回は「CAの恋活・婚活事情」についてお話します。


1.マッチングアプリ


アプリを使った婚活は一般的な方法ですが、もちろんCAも使っています。

ただCAの場合、自分の理想とする人に出会うために、国を跨いでアプリを使い分けることが多いです。

例えば、日本人の男性とマッチしたい時は日本の企業が開発したアプリを使います。

自分が住んでいる国の人とマッチしたい時はその国で作られたアプリか、国際的にメジャーなものを使うことが多いです。

CAの間でよく活用されているのが「トラベルモード」という機能。

これから就航するステイ先に自分の居場所を設定しておくことで、フライト前から現地の人と繋がることができます。

何度かチャットした後、会ってみたいと思えばステイ中に会う約束をするのです。

この機能を使って世界各地に気になる人を作り、ステイの度にデートしている強者もいます。

ステイ期間が長い時は現地に着いた後、滞在先の近くにいる人を探せるアプリを使って気軽にデート相手を見つけることもできます。

あまり距離を近く設定しすぎると、同じホテルに宿泊する同業者や同じ会社の人に遭遇したりしてしまいますが…(笑)。


2.ステイ先の飲食店や空港


就航地がさほど多くない航空会社や、自分が話せる言語の縛りがあっていつも同じ就航地に乗務する場合、行きつけのレストランやバーを作ってお店の人や常連さんと仲良くなることができます。

そこで気になる人ができて交際に発展したという同僚もいるようです。婚活するにはやはり色んな場所へ顔を出すというのが、効果的だなと感じました。

もっと身近な所で出会いを掴んだ先輩もいます。

その先輩がよく乗務している就航先があるのですが、そこで働いている同じ会社のグランドスタッフと恋に落ち、結婚を前提にお付き合いをしているそうです。

飛行機が到着した後、機体のドアを開ければその恋人が目の前に立っているのです。

月に4回は乗務しているので会える回数は確保できますし、仕事中もワクワクして楽しそうな様子でした。


3.居住地の日本人コミュニティー


外資系の航空会社の中には、CAやパイロットは現地に居住しなければならないという会社もあります。

外国に住みながら仕事をする際には、日本人同士で付き合いがあるととても心強いものです。

婚活目的ではなくても、趣味や出身大学の同窓生の集まり、同郷のコミュニティーなど日本人だけで集う機会が無数にあり、それに参加するとぐっと人脈が広がるのです。

会社経営者や勤め先から多額の補助を受けて生活する駐在員など、日本で出会う男性よりも羽振りの良い方が多いのでそういう人たちをピンポイントで狙うしたたかな同僚もいます。

また、人づてで紹介されることも頻繁にあります。

日本で友人と食事したりする際は相手が知らない人を連れていくことはあまりありませんが、海外に住んでいると割と普通なことです。

そこで話が盛り上がって交際に発展することも珍しくないようです。




以上、海を越え国を跨ぐCAの婚活のリアルをお届けしました。



<鈴谷実樹さんのプロフィール>
現在CA歴8年目。国内航空会社を2年経験した後に中華圏に留学し、その後客室乗務員として現地採用される。グルメと美容が好きで、渡航先での食べ歩きやコスメショッピングが趣味。現在は客室責任者になるための試験の為に勉強中。

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