アメリカのリアリティ番組「リアル・ハウスワイフ・オブ・DC」で人気を博し、今もタレントとして活動しているキャサリン・オマニー。昨年11月新聞「サン」に、2006年に1か月ほど王子と交際していたと暴露、そのエピソードを赤裸々に語って注目を集めた。当時王子は21歳でソーシャライトのチェルシー・デイヴィーとくっついたり離れたりを繰り返していた。オマニーは34歳。リアリティタレントになる前で、夫と離婚してシングル生活を謳歌している頃だった。2人はセックスを楽しむ、いわゆる火遊びの関係だったという。

オマニーは今週イギリスのニュース専門放送局「GBニュース」の番組に出演、王子の回顧録やインタビュー番組での発言について語った。彼女はまだ回顧録は読んでいないと前置きしつつ、報じられている内容に驚いていると語った。特に彼女が衝撃を受けたのは王子が「17歳のときパブの裏で初体験を済ませた」「アフガニスタンに従軍中、タリバンを25人殺害した」と告白していること。「こんなことをした理由はわからないけれどとてもショックを受けた」。特にタリバンについて書いたことには「一体何をやっているの? と思った」という。

司会者が「(こういう暴露話を書いたのは)PRチームが悪いせいだろう」と自分の推測を語るとオマニーは「王子が一緒にいる人に注目して。その人が彼を操り、支配している。もう昔の王子ではない」「私が王子と付き合っていたのは随分前のことではあるけれど、彼は私が知っている王子とは違う」。名前は出さなかったもののメーガン妃が王子をコントロールしていると仄めかし、王子を変えてしまったと非難した。

それを察した司会者が王子の結婚について聞くとオマニーは「王子にはキャサリンのような役割にふさわしい女性と一緒になって欲しかった」と皇太子妃の名前を出してコメント。「それなのに私の目から見たらほとんど正反対の人を選び、大きな墓穴を掘ってしまった。とても悲しく思う」。

王子本人は最近、イギリスのテレビ局「ITV」のインタビューで「王室を離脱し、カリフォルニアに引っ越してきてこれまでになく幸せだ」と語っている。しかしオマニーは「王子は幸せだと言っているけれど、私にはそうは見えない。今までで一番悲しそうだ」。ちなみにオマニーを驚かせたタリバンに関する記述はアフガニスタンで抗議活動を引き起こすなど、国際問題に発展している。回顧録を巡る騒ぎはまだ続きそうだ。