ソシエダ、イサク退団に備えてリヨンFWムサ・デンベレ獲得検討? 移籍金最大14億円を用意か

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 レアル・ソシエダは、リヨンに所属するフランス人FWムサ・デンベレの獲得を検討しているようだ。24日、スペイン紙『アス』が報じている。

 3シーズン連続でラ・リーガとヨーロッパリーグ(EL)のコンペディションを併用するレアル・ソシエダは今夏、ガリシアが生んだ“テクニシャン”MFブライス・メンデスとフランスの“神童”FWモハメド・アリ・チョー、そして日本代表MF久保建英を獲得した。また、スビエタ(下部組織)育ちのDFアレックス・ソラやMFベニャト・トゥリエンテスらもトップチーム昇格。迎えた2022−23シーズンのラ・リーガでも、イマノル・アルグアシル監督が志向するポゼッションサッカーを体現している。

 そんな中、3シーズン連続で公式戦2桁得点を記録しているFWアレクサンデル・イサクがクラブを退団する可能性が取り沙汰されている。『アス』によると、レアル・ソシエダは“エースストライカー”退団に備えて、複数の選手をピックアップ。候補者の中には、昨季リーグ・アン30試合に出場し21ゴールをマークしたFWムサ・デンベレの名前も挙がっているようだ。

 また、ムサ・デンベレは2023年6月30日までのリヨンとの契約を延長しない意向を固めており、今夏の退団は確実視されているという。同選手は欧州大会出場権を獲得しているチームでのプレーを望んでいることもあり、レアル・ソシエダ移籍を加速させていると同紙は報じている。

 今季リーグ・アンで、ここまで出場がないムサ・デンベレ。レアル・ソシエダは移籍金として最大1000万ユーロ(約14億円)を用意するようだが、果たして、どのような結末を迎えるのだろうか。

 現在26歳のムサ・デンベレはパリ・サンジェルマンの下部組織を経て、フラムの下部組織へと移籍。2013年11月にプロデビューを果たした同選手はその後、セルティックでのプレーを挟み、2018年夏にリヨンへと活躍の場を移した。翌2019−20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)では10試合に出場し2ゴールを記録するなど、チームのベスト4進出に貢献。2021年1月からはアトレティコ・マドリードへとレンタル移籍加入したものの、同シーズンのラ・リーガ5試合の出場にとどまっていた。