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前日に2試合連続のホームランを叩き込んだ大谷は、この試合の第1打席で強烈な先制タイムリーを放った。(C)Getty Images


 背番号17の勢いが止まらない。

 現地時間5月16日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、敵地テキサスで行われた同地区4位のテキサス・レンジャーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。第1打席のチャンスで快音を響かせた。

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 前日の試合ではバックスクリーン横に豪快な一発を叩き込むなど、ここまでメジャー通算101本塁打を放っている大谷。あと1本で日米通算150本塁打という記録にリーチのかかっていたこの日の調子は変わらず、好調のようだった。

 今日から開始されたレンジャース3連戦の初戦は、今季開幕投手も務めたジョン・グレイ。この好投手に相対したエンゼルス打線は初回、1番テーラー・ウォードが初球をレフトへ打ち返し出塁すると、2番のマイク・トラウトが変則シフトの間を抜けるライト前ヒットでチャンスメイク。無死一、三塁のチャンスをお膳立てされた大谷は、相手バッテリーが警戒して投げた外角に外れるボール球には目もくれず、スリーボールノーストライクまで冷静に見送った。そして四球も頭をよぎったこの場面で、次に投じられたファーストストライクの154キロのストレートを振り切ると、これを完璧に捉えてフェンス直撃のセンターオーバー先制タイムリー二塁打を放った。

 エンゼルスの地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者によると、この打球は116.5マイル(約188キロ)を記録し、今シーズンの大谷の打席の中で2番目に速い打球となったという。この目の覚めるような大谷の打球に、『FOX SPORTS』アナリストのベン・バーランダー氏は、「オオタニがロケットをフェンスに打ち込んだ!」と、その弾丸ライナーの打球をロケットに例えた。

 調子を上げてきた大谷は、日米通算150本塁打の記録はもう目前だ。連日の活躍でファンを沸かせる27歳のバッティングから目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]