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打撃の成績が上向いてこない大谷。コンデイション調整のため、登板前日は休養を取るかもしれない。(C)Getty Images


 大谷翔平から快音が遠ざかっている。

 現地時間4月25日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、ホームで行われたクリーブランド・ガーディアンズ戦に2番・指名打者でスタメン出場。今季初の2番起用となったが、この試合では4打数ノーヒットと沈黙した。第1打席はハーフスイングを取られて三振、第2打席は見逃し三振、第3打席はショートゴロ、第4打席はライトフライに終わった。

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 前日の試合では心機一転、ストッキングを見せる「オールドスタイル」で出場した大谷。今日の試合はストッキングを見せない今まで通りのスタイルに戻したが、散髪してさっぱりとした姿でゲームに臨んだ。

 前日のボルチモア・オリオールズ戦では、3試合ぶりの安打を含むマルチ安打を記録して打率を.224に上げた。まだまだ本調子とは言えないものの、打撃の復調を感じさせたのだがしかし、そんな復活の光もガーディアンズ投手陣の前に影をひそめる形になった。

 ガーディアンズの先発投手はシェーン・ビーバー。過去3戦3勝とエンゼルスをカモにしている、ナックルカーブの名手だ。


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 実際、大谷はこのナックルカーブと審判の判定に苦しめられた。第1打席はフルカウントから投じられたナックルカーブにバットが出てしまい、空振りの三振。バットはしっかり止まっているようにも見えた非常に微妙な微妙で、大谷自身も不満の表情を浮かべていた。また、球場のエンゼルスファンからはブーイングが巻き起こっていたが、三塁塁審は「スイング」の判定を変えなかった。

 4打数ノーヒットに終わった大谷の打率は.211にまで冷え込み、ホームランも3本のまま。調子の上がらない現状について、地元紙『Orange County Register』でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は「ジョー・マドン監督は近々、大谷に休みを与えるかもしれないと語った。『本人と話し合うつもりだ』と」と指揮官の思惑を伝えている。

 現地27日に登板予定のため、前日の26日は休養の可能性も浮上した大谷。マドン監督の采配が注目される。