韓米は合同軍事演習を4月中旬に実施する見通しだ(コラージュ)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】米海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群が15日前後に朝鮮半島東の東海の公海上に入り、5日程度、滞留することが分かった。複数の消息筋が明らかにした。

 米空母が東海に入るのは2017年11月以来。

 北朝鮮が18年に爆破した北東部・豊渓里の核実験場の3番坑道を復旧し、7回目の核実験を実施する可能性が高まる中、北朝鮮に対する強い警告のメッセージを発信する意図があるものと受け止められる。

 また空母打撃群が滞留する期間に韓米の海軍が合同演習を行う可能性が高いという。米側は韓米日3カ国による合同演習を強く求めているものの、韓国側が難色を示し、3カ国での演習は行われない見通しだ。

 ただ両軍の高官が空母に搭乗し、北朝鮮に対する強い警告メッセージを発信する案が検討されているもようだ。

 17年11月には、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射や核実験が相次いだことを受け、原子力空母3隻が東海上で韓国海軍と合同演習を実施した。

 今回の米空母打撃群の東海入りは、今月15日の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕110年、25日の朝鮮人民革命軍(抗日遊撃隊)創設90年に合わせ、北朝鮮がICBMの発射や核実験の実施などの挑発を行う可能性が指摘される中で明らかにされた。