Windows 11ミニTips 第52回 フォルダーの「スタートメニューにピン留めする」を取り除く
いつ頃か思い出せないが、コンテキストメニューをひたすら拡張するカスタマイズの潮流があった。2〜3ステップでファイル/フォルダーに対してアクションを実行できるのは有益だが、一度目の右クリック/長押し時に発生する遅延は小さくない。
これは対象のレジストリエントリー(フォルダーであればHKEY_CLASSES_ROOT\Folderキー)を読み込む際に発生するものだ。ちなみに二度目以降はメモリーなどにキャッシュされるのか素早く応答する。つまるところ、コンテキストメニューの拡張は"諸刃(もろは)の剣"なのだ。
不要な機能は表示させない・呼び出さない、のがWindowsを快適に使うコツの一つである。今回取り除く対象は「スタートメニューにピン留めする」だ。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/e/fe92d_1223_a18196afc4fd07e496cb4f23d7cb70ba.jpg)
標準のコンテキストメニュー
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/6/e6721_1223_74c7191f0efe55ac443916153d512fda.jpg)
「その他のオプションを表示」から呼び出したコンテキストメニュー
本機能はクラスID「{470C0EBD-5D73-4d58-9CED-E91E22E23282}」を呼び出しているため、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blockedキーへのエントリー登録で抑制できそうだが、筆者が確認した限りでは無効だった。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/a/aa21e_1223_f0b390b183ed1a67bfe8a6e2fa5f0b35.jpg)
「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windowsターミナル(管理者)」をクリック/タップする
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/f/bf053_1223_f74dbd12f7a573ffdc61635a894d21ea.jpg)
下記内容をWindowsターミナルにコピー&ペーストする
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/6/269e6_1223_622595b4e2a588788ae7eb24dc775e92.jpg)
「スタートメニューにピン留めする」が取り除かれた標準コンテキストメニュー
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/7/2/7242a_1223_8c6d5efb4de982b527dafe949f4b6940.jpg)
同じく「スタートメニューにピン留めする」が取り除かれた旧コンテキストメニュー
当然ながら物事の要不要は利用者によって異なる。筆者の場合は「スタートメニューからフォルダーを呼び出す場面が皆無」なので、削除対象とした。
一時的に深い階層のフォルダーをスタートメニューにピン留めする利点もあるが、それならショートカットファイルをデスクトップに作成した方が早いだろう。筆者と同じ考えの方は本Tipsを試してほしい。
ちなみに、レジストリファイル「PintoStartScreen.reg」を結合すれば、本項目は復帰できる。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/1/115ba_1223_c25213def5a44898163fa2404b3b98b0.jpg)
著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら
これは対象のレジストリエントリー(フォルダーであればHKEY_CLASSES_ROOT\Folderキー)を読み込む際に発生するものだ。ちなみに二度目以降はメモリーなどにキャッシュされるのか素早く応答する。つまるところ、コンテキストメニューの拡張は"諸刃(もろは)の剣"なのだ。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/e/fe92d_1223_a18196afc4fd07e496cb4f23d7cb70ba.jpg)
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本機能はクラスID「{470C0EBD-5D73-4d58-9CED-E91E22E23282}」を呼び出しているため、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blockedキーへのエントリー登録で抑制できそうだが、筆者が確認した限りでは無効だった。
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当然ながら物事の要不要は利用者によって異なる。筆者の場合は「スタートメニューからフォルダーを呼び出す場面が皆無」なので、削除対象とした。
一時的に深い階層のフォルダーをスタートメニューにピン留めする利点もあるが、それならショートカットファイルをデスクトップに作成した方が早いだろう。筆者と同じ考えの方は本Tipsを試してほしい。
ちなみに、レジストリファイル「PintoStartScreen.reg」を結合すれば、本項目は復帰できる。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/1/115ba_1223_c25213def5a44898163fa2404b3b98b0.jpg)