終盤戦にレイソル攻撃陣をリードするのはこの男? 神谷優太に見えた希望
1度は浮上の兆しが見えたものの、まだ明治安田生命J1リーグで完全に残留争いから抜け出したとはいえない微妙な立ち位置にある柏レイソル。そんななかでも、今後最も心配されるのが前線のチョイスだ。
シーズン後半戦のキーマンとなるはずだったFWペドロ・ハウルが移籍し、26日に行われたガンバ大阪戦では好調だったFW瀬川祐輔が負傷交代。ここから反撃開始と期待が高まっていた同クラブだが、イマイチ波には乗り切れていない印象は強い。
今季は復帰と離脱を繰り返しながらも、第29節のサンフレッチェ広島戦で再度ピッチに戻ってきた神谷。同選手はチームが瀬川の負傷交代というアクシデントに見舞われたG大阪戦で64分から途中出場を果たすと、プレイした残り時間で前線に違いを作った。
右サイドから巧みなドリブルでチャンスメイクすれば、74分にはミドルレンジから強烈なシュートで相手ゴールを脅かす。そして、神谷は86分に2点のビハインドから1点差に詰め寄るゴールも記録。最終的にこのG大阪戦は1-2で敗戦を喫してしまったものの、ピッチ上における彼の存在感は絶大だっといっていい。
ペドロ・ハウルの移籍に加えて、瀬川にも離脱の可能性が出てきてしまった柏だが、そんなチームを救うのはこの24歳のアタッカーか。プレイスキッカーとしても上質なボールを供給する神谷。2021年シーズンの残り8試合、プレイの引き出しが多いテクニシャンの奮闘には期待したいところだ。