お風呂で芯からポカポカに!目的別・アロマバスにおすすめの精油
植物の薬効成分が凝縮された精油。精油を使ったアロマテラピーは自然療法のひとつです。
植物由来100%の精油には数百の薬効成分があるといわれており、その扱いには十分な注意が必要ですが、暮らしに役立つ使い方がたくさんあります。
ここではアロマテラピーのアドバイザー資格をもつ高田舞子さんに、冷えた体を温めるアロマバスにおすすめの精油と、使い方を紹介してもらいました。
寒い時期におすすめ! アロマバス
精油の香りを湯気の蒸気とともに鼻から吸いこむ芳香沐浴(アロマバス)。体を温めるだけでなく、緊張や不安など心の疲労にもリラックス効果があります。
また、寝る前に十分に体を温め、睡眠の準備を整えることは良質な睡眠につながります。
アロマバスには好きな精油を2滴ないしは3滴使います。
ホホバオイルなどのキャリアオイルや天然塩と混ぜ合わせてから使用するのがよいでしょう。
オイルの場合は5mlに対し2滴、塩の場合は大さじ2に対し2滴。アロマバスは精油成分を肌から直接とりこむ経皮吸収のため、濃度を濃くしすぎないよう注意します。
オイルや塩がない場合は、直接お湯にバスタブに垂らしましょう。精油はお湯には溶けないので、よく混ぜてから入ります。このとき原液を直接触れないよう注意してください。
・リラックスしたい→ラベンダー
ラベンダーはさわやかな甘い香りで、広く愛される精油。緊張やストレスを緩和する働きがあります。頭痛や肩凝りにも効果があるので、リラックスしたい日におすすめ(ただし、妊婦の方は使用しないでください)。
・温まりたい→マージョラム
シソ科のマージョラムは料理にも使われる、温かみあるハーブの香り。冷え性に効果のある精油のひとつです。寝つきの悪い方にもおすすめ(ただし、妊婦の方は使用しないでください)。
・疲れをいやしたい→クラリセージ
セージの一種であるクラリセージは鎮静効果があり、疲れた心身をほぐしてくれます。
女性特有のトラブルにも効果があり、更年期症状や生理不順の方にはおすすめの精油です(ただし、妊娠初期の方は使用しないでください)。
・風邪予防したい→フランキンセンス
樹脂からとれるフランキンセンスは教会の儀式などでよく用いられる、穏やかで崇高な香り。
心を静めるとともに、気管支炎や咳などの症状にも効果があります。
・感染症予防したい→ティートゥリー
すっきりした樹木の香りで、身体や空間を浄化する働きがあります。殺菌、消毒、免疫力アップの効果があり感染症予防に適しています。
精油(エッセンシャルオイル)は植物から蒸留や圧搾などの方法で抽出される自然分泌物。冷え性の方、眠れないとき、心が高ぶっているとき、症状によって効果のある精油も異なります。
それぞれの精油には数百もの凝縮された薬効成分があり、経皮吸収で使用する際に安易にブレンドするのは危険です。複数の精油を混合せず、1種類の精油を使うようにしましょう。
また、子宮に働きかける精油は妊婦の方には使えません。3歳未満の乳幼児がいるご家庭もアロマバスはおすすめしません。
香り成分は鼻腔を通り、脳にダイレクトに伝わります。その匂いの違いによって、私たちはリラックスしたり命の危険を感じたりします。嗅覚は私たちが生きていくうえでも重要な機能であり、香りをかぐことでリラックスしたり何か包まれるような感覚を覚えるのは、理性ではなく本能的なことだと思えますよね。
精油は香るだけではなく、その種類によって体を温めたり神経を落ち着かせたり肌をやわらかくしたり、さまざまな薬理作用があるとされています。使い方に気をつけながら、私たちの健康や暮らしの質を向上させてみませんか。
●教えてくれた人
ライフオーガナイザー1級、フランス政府認定アロマテラピー協会日本支部アミーアロマジャポンのアドバイザー。ブログ「Cotton Style
」では暮らしに役立つ情報を配信している
植物由来100%の精油には数百の薬効成分があるといわれており、その扱いには十分な注意が必要ですが、暮らしに役立つ使い方がたくさんあります。
ここではアロマテラピーのアドバイザー資格をもつ高田舞子さんに、冷えた体を温めるアロマバスにおすすめの精油と、使い方を紹介してもらいました。
寒い時期におすすめ! アロマバス
体を温めるのに効果的。おすすめのアロマバス5つ
精油の香りを湯気の蒸気とともに鼻から吸いこむ芳香沐浴(アロマバス)。体を温めるだけでなく、緊張や不安など心の疲労にもリラックス効果があります。
また、寝る前に十分に体を温め、睡眠の準備を整えることは良質な睡眠につながります。
●アロマバスに使う精油の量
アロマバスには好きな精油を2滴ないしは3滴使います。
ホホバオイルなどのキャリアオイルや天然塩と混ぜ合わせてから使用するのがよいでしょう。
オイルの場合は5mlに対し2滴、塩の場合は大さじ2に対し2滴。アロマバスは精油成分を肌から直接とりこむ経皮吸収のため、濃度を濃くしすぎないよう注意します。
オイルや塩がない場合は、直接お湯にバスタブに垂らしましょう。精油はお湯には溶けないので、よく混ぜてから入ります。このとき原液を直接触れないよう注意してください。
●アロマバスにおすすめの精油
・リラックスしたい→ラベンダー
ラベンダーはさわやかな甘い香りで、広く愛される精油。緊張やストレスを緩和する働きがあります。頭痛や肩凝りにも効果があるので、リラックスしたい日におすすめ(ただし、妊婦の方は使用しないでください)。
・温まりたい→マージョラム
シソ科のマージョラムは料理にも使われる、温かみあるハーブの香り。冷え性に効果のある精油のひとつです。寝つきの悪い方にもおすすめ(ただし、妊婦の方は使用しないでください)。
・疲れをいやしたい→クラリセージ
セージの一種であるクラリセージは鎮静効果があり、疲れた心身をほぐしてくれます。
女性特有のトラブルにも効果があり、更年期症状や生理不順の方にはおすすめの精油です(ただし、妊娠初期の方は使用しないでください)。
・風邪予防したい→フランキンセンス
樹脂からとれるフランキンセンスは教会の儀式などでよく用いられる、穏やかで崇高な香り。
心を静めるとともに、気管支炎や咳などの症状にも効果があります。
・感染症予防したい→ティートゥリー
すっきりした樹木の香りで、身体や空間を浄化する働きがあります。殺菌、消毒、免疫力アップの効果があり感染症予防に適しています。
●アロマバスは精油成分を皮膚から吸収するので、ブレンドはNG!
精油(エッセンシャルオイル)は植物から蒸留や圧搾などの方法で抽出される自然分泌物。冷え性の方、眠れないとき、心が高ぶっているとき、症状によって効果のある精油も異なります。
それぞれの精油には数百もの凝縮された薬効成分があり、経皮吸収で使用する際に安易にブレンドするのは危険です。複数の精油を混合せず、1種類の精油を使うようにしましょう。
また、子宮に働きかける精油は妊婦の方には使えません。3歳未満の乳幼児がいるご家庭もアロマバスはおすすめしません。
香り成分は鼻腔を通り、脳にダイレクトに伝わります。その匂いの違いによって、私たちはリラックスしたり命の危険を感じたりします。嗅覚は私たちが生きていくうえでも重要な機能であり、香りをかぐことでリラックスしたり何か包まれるような感覚を覚えるのは、理性ではなく本能的なことだと思えますよね。
精油は香るだけではなく、その種類によって体を温めたり神経を落ち着かせたり肌をやわらかくしたり、さまざまな薬理作用があるとされています。使い方に気をつけながら、私たちの健康や暮らしの質を向上させてみませんか。
●教えてくれた人
【高田舞子さん】
ライフオーガナイザー1級、フランス政府認定アロマテラピー協会日本支部アミーアロマジャポンのアドバイザー。ブログ「Cotton Style
」では暮らしに役立つ情報を配信している