Googleドライブの一部機能に脆弱性 マルウェアをダウンロードする危険性も
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Googleドライブには、常に最新のファイルを利用できるよう、版を管理できる機能が備わっています。ただし、これに脆弱性があり、悪意のある人物によって特定のターゲットを狙ったスピアフィッシングに利用される危険性があると報告されています。

「版の管理」は、Googleドライブにファイルをアップロードした後、別のファイルを新版としてアップロードできる機能。共有リンクを作成した後に、そのリンクを変えることなくファイルを差し替えたり、修正した写真に変更したりするときに役立つ機能です。

ただし、サイバーセキュリティの専門メディアThe Hacker Newsによると、この機能には、スピアフィッシングに利用できる脆弱性があるとのこと。たとえば、猫の写真をアップロードした後、その新版として、マルウェア入りの実行ファイルをアップロードできてしまいます。

これにより、リンクを共有された人がプレビューすると猫の写真が表示されるものの、ダウンロードする場合には、最新版として登録されたマルウェアがダウンロードされます。