ハンブルクで4年を過ごし腕章も巻いた酒井。その状態を古巣のファンも心配している。(C) Getty Images

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 ヴィッセル神戸は3月30日、所属するDF酒井高徳が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを明らかにした。

 発表によると、酒井は3月25日の夜中に38度の発熱があり、その後も体調不良が継続。28日には35.8度まで解熱したものの、軽度の頭痛やにおいを感じない症状があり、PCR検査を実施したところ、30日に陽性反応が出たという。

 これを受けて、酒井が昨夏まで4シーズンに渡って在籍し、主将も務めたハンブルク(ドイツ2部)が、公式ツイッターに次のようなメッセージを投稿した。

「元キャプテンのゴウトク・サカイがコロナウイルスに苦しんでいます。私たちは、あなたが他の人たちと同様に、早く回復して良くなることを願っています」
 
 この知らせに古巣のファンも反応。次のようなメッセージが続々と寄せられた。

「ゴウトク、早く元気になって」
「一日も早い回復を」
「再び健康な状態に戻れるよ」
「ゴウが悪くならないことを願っています」
「すぐに戻ってきて」

 昨シーズンのハンブルクは、終盤に大失速して至上命題だった1年での1部返り咲きに失敗。キャプテンだったこともあってかスケープゴートにされた元日本代表SBは、一部の味方サポーターから痛烈な批判を浴び、最終戦ではホームスタジアムでブーイングを浴びた。

 その一件が退団の一因ともなり、決して“良い別れ方”ではなかったものの、今回はいわゆるアンチからの書き込みは一切なかった。そのことに安堵し、「ポジティブなコメントだけが送られ、フォルクスパルク(ハンブルクのホームスタジアム)での彼の最終戦のような恥ずかしいことにならずに嬉しい」というメッセージもあった。

 ドイツのファンも、ゴウが一日でも早く元気な姿になることを祈っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部