■2019年8月のマイナーチェンジで「全方位運転支援システム」を全車標準化

2020年3月3日、日産はセレナが、「2019年度自動車アセスメント(JNCAP)」の予防安全性能評価において、満点で最高評価「ASV+++(トリプルプラス)」を獲得したと発表しました。

JNCAPで最高評価の「ASV+++」を獲得したセレナ

今回、最高評価の「ASV+++」を獲得したセレナは、2019年8月にマイナーチェンジを受け、デザインを一新。安全装備でも自車周囲360°の安全を提供する「全方位運転支援システム」を全車標準装備とするなど、先進安全装備を拡充しています。こうした安全装備のアップグレードにより、2019年には2018年に続いて2年連続ミニバン販売台数ナンバー1を獲得。

セレナに用意される「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、「ハイビームアシスト(グレード別設定)」

「全方位運転支援システム」には、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」または「ハイビームアシスト(グレード別設定)」、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)+ LDW(車線逸脱警報)」、「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)+ BSW(後側方車両検知警報)」、「RCTA(後退時車両検知警報)」が含まれています。

今回、日産セレナは、2019年度の予防安全性能評価において、夜間歩行者の検知性能を向上させた「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、ハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)」、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」などの先進安全技術を装備した車両において、満点となる141.0点(141点満点中)となり、最高評価の「ASV+++」を獲得しています。

セレナの「RCTA(後退時車両検知警報)」

なお、自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により、自動車の安全性能を評価、公表されるもの。予防安全性能評価は、2018年度から「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」の夜間(街灯のある条件)における評価が開始され、2019年度からは、より暗い「街灯のない条件」へと評価条件が拡大されています。

(塚田勝弘)

日産セレナがJNCAPにおいて141点の満点達成。最高評価の「ASV+++」を獲得!(http://clicccar.com/2020/03/03/958565/)