敵地でのDバックス戦に先発登板したカブスのダルビッシュ有

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◆ 3回以降安定、110球も今季最多

 カブスのダルビッシュ有投手が現地時間27日(日本時間28日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。不安定な立ち上がりも3回以降は修正し、6回1失点で2勝目の権利を持って降板した。

 初回は先頭のダイソンを空振り三振に斬ったが、続くエスコバルに右線二塁打を許すと、3番・ペラルタには四球、4番・ジョーンズには死球を与え満塁のピンチを招いた。それでも、5番・ウォーカーを空振り三振に仕留めると、続くマルテは一ゴロ。初回だけで28球を要したが、何とか無失点で切り抜けた。

 2回も二死から連続四球で一、二塁としたが、最後はエスコバルを空振り三振。このピンチでも粘りを見せた。

 すると直後の3回表、味方打線が一気に5点を先制。その裏、右腕は3者連続三振の快投でゼロを刻んだ。4回は先頭打者を失策で出塁させたが、次打者を併殺に仕留めるなど結果3人斬り。5回も3者凡退で終え勝利投手の権利を得た。

 7−0の6回、先頭のペラルタに中越えソロを浴びたが、続くピンチを凌ぎ今季初めて6回を投げ切った。2回までに56球を要したが、3回以降は制球が安定。今季最長の6イニングを同じく最多の110球で投げ抜き、2安打8奪三振5四死球1失点の内容。右ひじ手術後初となるクオリティ・スタート(6回以上、自責点3以下)を達成し、防御率を5.02とした。

 味方打線も効率よく加点。5番・ボートが3回に3ラン、5回には2ランと2打席連発。ダルビッシュは9−1の7回の打席で代打を送られ降板となった。