PayPayがついにヤフオクで、2019年2月から。Yahoo!ショッピングやロハコでも利用可能に
普及に向けた積極策で話題のスマホ決済サービス「PayPay」(ペイペイ)が、さらに使い勝手を向上させる施策を発表しました。2019年2月から、いよいよ「Yahoo!ショッピング」や「ヤフオク!」をはじめとするオンラインサービスでも使えるようになります。

これは2018年11月30日に、PayPay株式会社とヤフー株式会社、アスクル株式会社、ワイジェイカード株式会社の4社が共同で発表したもの。

第一弾となるYahoo!ショッピングやヤフオク!では2019年2月から、第二弾となるアスクルの個人向け通販「LOHACO」(ロハコ)では2019年4月から、PayPayでの決済が可能となります。PayPayは、ソフトバンクとヤフーの合弁会社が提供するサービス。12月4日から開催される、支払金額の最大20%残高還元などをはじめとする大型キャンペーン「100億円あげちゃうキャンペーン」や、ファミリーマートや松屋、ヤマダ電気などの各種有力店舗の加盟などを売りに、キャッシュレス経済圏での勢力拡大を目指しています。

一方でネットショッピング系、とくに会社的に繋がりのあるYahoo!ショッピングやヤフオク!が非対応であった点は、使っているユーザーからすれば、ともすれば不思議にも思えるほどでした。そうした点が今回やっと解消される、というわけです。

参考記事:
還元率20%の衝撃──スマホ決済のPayPay、100億円バラマキでキャッシュレス市場に攻勢


さらに2019年4月からは、Yahoo!ショッピングとヤフオク!、LOHACOに加え「Yahoo! JAPANカード」の4サービスにおいて、キャンペーンなどで付与している「期間固定Tポイント」がPayPayでの付与に変更されます。

なお、ヤフーの各種サービスで付与している通常のTポイントは、4月以降も継続します。

また注意点としては、今回加わるオンラインサービスでは、上述した「100億円あげちゃうキャンペーン」のキャンペーン対象外となる点が挙げられます。

対象店舗(オフライン店舗)では、2019年3月31日か、総額100億円相当の支払いが完了するまでの開催とされているため、状況によっては2月以降でもリアル店舗で購入したほうがお得になる、といった状況も発生します。



ここへ来て、ライバルとなるNTTドコモの決済サービス「d払い」がAmazonで使えるようになったりと、決済サービスのニュースが続いていますが、スマホ決済サービスを提供する各社にとっては、実店舗だけでなく、直接買い物に行けないオンラインユーザーも当然重要な顧客。各社の取り囲みを狙った動きは、当面の間話題となりそうです。