「結果だけでなく若手の経験も重要」ウルグアイの名将タバレス、日本戦へ若手起用を示唆!
![71歳となっても第一線で活躍を続けるタバレス。その熱意こそウルグアイ強さの秘密だ。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/9/99252_1429_73678654_ff524fd2-m.jpg)
練習が公開されたのは冒頭15分だけだったものの、和気あいあいとしたリラックスムードが垣間見えたウルグアイの面々。12日の韓国戦に敗れているだけに、アジア勢2連敗を避けようと意気込む南米の雄、その状態は良さそうだ。
今年9月に代表チームとの契約を更新し、異例の5期目に突入した指揮官オスカル・タバレスも、「有意義な試合にしたい」と語り、さらに今回のアジア遠征の意義を説いた。
タバレスが率いたウルグアイは、日本に対して過去4戦で3勝1分けと、いわば“お得意様”としているが、71歳の名伯楽に抜かりはない。日本サッカーに対する印象を語るとともに、警戒を強めるようにコメントを残した。
「日本サッカーの進化というものを私はだいぶ前から見続けてきた。プロサッカーリーグが出来て、多くのブラジル人選手が来るようになったのも知っている。彼らは単に助っ人としてきただけでなく、一つのスタイルを残していったと思う。それが今の日本サッカーにも反映されている
日本はアジアのなかで特に優れた技術力を持っている国だと思っている。また、ユース世代、とくにU-20の選手たちのことを私は興味深く見守っている。特定の個人名を挙げることは、きちんと分析をしていないからできないが、FWの選手たちはスピードとテクニックに優れ、シュート力もある。警戒を怠るつもりはない」
さらに「韓国戦よりは状態が良い」とも話したタバレスは、「こうした親善試合のなかで結果を残すことだけを考えているのではなく、若手を起用し、彼らに経験を与えることも重要視している」と話し、明日の日本戦へ向けてメンバーの入れ替えも示唆した。
はたして、ウルグアイはいかなる陣容で森保ジャパンに立ち向かうのか? タバレスの手腕に注目だ。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストweb)