小林恵美

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 グラビアアイドルでタレントの小林恵美が、9月30日をもって所属事務所を退所し、芸能界からの引退を発表した。小林は35歳の区切りを迎えるにあたり、自分の中で芸能の仕事をやりきった思いもあり、新たな人生のために引退を決めたようだ。

 小林は、大学1年の時に野田義治氏と出会い、そのままイエローキャブに所属。グラビアアイドルとして活動をはじめ、その後サンズエンタテインメントへ移籍した。曾祖母がロシア人であった縁から、NHK教育テレビ『ロシア語会話』の生徒役を務めたほか、青山学院大学卒業の経歴を活かし『ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!』(テレビ東京)で、東京大学受験にチャレンジするなど知性を活かした活躍を見せていた。

 だが、タレントとして決定的なブレイクは果たせなかった。引退の主たる理由としては経済的な事情もありそうだ。

 「小林はすでに2014年にバラエティ番組で収入を告白していますね。20代のころは稼いでいたものの、30歳を過ぎてから仕事が激減。もっとも少ない時には『月1万8千円』といった数字もあったようで、当時でも貯金を切り崩していたと告白しています。やはり、今回の引退に至るまで同じような状況が続いていたのではないでしょうか」(芸能ライター)

 これを受け、ネット上では「もったいないんじゃないか。これから大人の魅力が出てきそう」「『ロンハー』とか『バカ殿』とか観ていたな。懐かしい」といった声が聞こえる。最近でも小林は『バラいろダンディ』(TOKYO MX)にレギュラー出演するなど、一定の需要はあったといえる。それでも引退を選ばざるを得ないのは、やはり芸能界は厳しい場所なのかもしれない。