朝晩1分、太りやすい姿勢を整える背骨ストレッチ
朝起きると、体がこわばって腰や背中が痛いと感じることはありませんか?体がこわばったまま1日を過ごしてしまうと、基礎代謝も上がらず肩こりや腰痛を引きずります。太りにくい体にしたいと思ったら、しなやかな背骨は必須。
そこでヨガインストラクターである筆者が、朝と寝る前1分でできる、気持ちがいい背骨ストレッチをご紹介します。
■背骨の位置を正しく把握しよう
背骨と聞いてイメージする長さはどのくらいでしょうか。なんとなく首から腰の下までという漠然としたものではないでしょうか?
背骨は、だいたい鼻の頭の位置から始まります。そこからゆるやかなs字のカーブを描きながら、お尻の割れ目の奥の方まで繋がっています。この位置を把握しておくと、首や肩が凝っている時のケアの方法も変わってきます。
■首を回す時は背骨の始まりの部分を意識して
首や肩が凝ると、首を倒したり周りたりして解しますよね。首を後ろへ倒したり、前に倒したりする時に、張りや違和感を感じで倒しにくい、回しにくいと感じる時は、首の始まりの部分(鼻の頭の後ろ側)からゆっくり倒す意識をしましょう。回しやすくなります。
また、首だけを回す意識ではなく、背骨全体が首を回す行為を支え、補っていると意識しながら回すとスムーズです。
■背骨ストレッチ
(1)両足の裏を揃え、両膝を外に開きます。
(2)息を吐きながら骨盤を後ろへ倒し、背骨を丸めていきましょう。
(3)骨盤を後ろに倒しながら、頭を前に倒し、背中、腰回り全体も、後方へ引っ張るようにして、気持ちがいい程度に伸ばすことを意識しましょう。
(4)息を吸いながら骨盤を起こし、そのまま前へ倒していきます。
(5)頭を後ろへ倒しながら目線を斜め上へ、背骨をそらしていきます。
いかがでしたか?背骨を丸めたり反らしたりする時に、背骨全体の動きをイメージして行いましょう。また、骨盤を前後に倒しながら股関節周りの柔軟性も養い、下半身の巡りもよくしていきます。両足の裏を合わせて座るのが辛い場合は、あぐらの姿勢で行ってみましょう。あぐらも辛い時は、正座からスタートしても大丈夫です。
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【筆者略歴】
上村 由夏
「マナヨガ」代表。オリジナルのマナメソッドを発案。本来持っている個性や美しさを引き出すと定評がある。またラジオパーソナリティとして心身の美しさをテーマとした番組を担当。