【福島】衝撃の喜多方ブラック! その名も「漆黒ラーメン」はなぜ生まれたのか
福島県喜多方市の「ラーメンこうへい」は、比較的澄んだスープが多い喜多方にありながら、真っ黒い醤油で作ったラーメンで話題の店だ。<※情報は「ラーメンWalker福島2018」より>
■ “真っ黒”なラーメンは背脂でまろやかに
看板メニューの「漆黒ラーメン」(600円)は見た目が真っ黒でインパクト大。だが、スープをひと口飲むと意外にもあっさりしていて飲みやすい。さらに上に一味が振りかけられ、少しピリ辛。麺は曽我製麺による中太平打縮れ麺。弾力があって、噛みしめる感触も素晴らしい。
「石川県から修業に来ていたラーメン職人に、七尾市の真っ黒な醤油がおいしいと教えてもらったのがきっかけ」と女将の小澤さおりさん。現在は七尾市の醤油会社が廃業してしまったが、レシピを受け継ぎ、店で加工し変わらぬ味を提供している。
また、ほのかに甘い背脂をかけて食べるのがツウ。まろやかな風味になるという。
■ 中太平打縮れ麺は弾力があって絶品
王道喜多方ラーメンの「正油ラーメン」(600円)は、あっさりの正油ラーメンに背脂を入れることで、脂の甘味やコクがアップ。柔らかなチャーシューやメンマもポイントだ。漆黒ラーメンをカツオ節系のスープで作った黒節ラーメン(750円)も人気。
住所:喜多方市字沼田6981 電話:0241-22-4328【ラーメンWalker福島編集部】(東京ウォーカー(全国版)・折笠隆)