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米Microsoftは1月11日 (現地時間)、昨年10月17日に一般提供を開始したWindows 10の大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」(バージョン1709)のロールアウトがフル提供 (Full availability)段階に入ったことを明らかにした。1月22日の週に、Windows Update、Windows Update for Business、WSUS (Windows Server Update Services)、VLSC (マイクロソフトボリュームライセンス)に、最新のメディアをリリースする。

Microsoftは、アップデート対象デバイスを持つ全てのユーザーが快適にインストールを完了できるように、Windows Updateを通じたWindows 10の機能更新プログラム・リリースの提供範囲を段階的に拡大している。

最初の「ファン及びアーリーアダプタ段階」では、開発プロセスにおいて安定してアップデートできることが確認されているデバイスが主な対象になる。アップデートしたユーザーからのフィードバックを収集・分析し、互換性やアプリケーションなどの問題を修正しながら「初期段階」「完全提供段階」へと進める。

昨年、Microsoftは4月にWindows 10 Creators Update、10月に同Fall Creators Updateをリリースした。これからは年2回の機能更新プログラムのリリースを維持していく計画だ。年2回サイクルにおいて、それぞれのアップデートの最初のリリースからおよそ4カ月後になるフル提供の開始は、一般ユーザーに対しては全ての対象デバイスで安心してアップデートできる準備が整ったことを、またWindows Update for BusinessやWSUSを使っている組織に対してはリリースの広範な展開を行える準備ができたことを示すものになる。

Fall Creators Updateは、アップデートアシスタントを用いて、アップデートを実行するタイミングをユーザーが柔軟に設定できる。他にも、差分ダウンロードによってWindows Updateではダウンロード・サイズが約25%小さくなるなど、アップデート体験が向上している。Microsoftによると、Windows 10の大型リリースの中で最も早く1億デバイスに到達、またこれまでで最高の満足度を記録している。