国連総会の一般討論演説で台湾支持を表明するハイチのモイーズ大統領=国連HPより

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(ニューヨーク 22日 中央社)米ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論演説で、現地時間21日、中華民国(台湾)と国交を結ぶハイチ、ブルキナファソ、パラオ、ツバルの4カ国の元首が、台湾への感謝や国際参加支持を表明した。

ツバルのソポアガ首相は、台湾は同国を含む多くの国の発展を助けるパートナーでありながら国連システムへの参加が認められていないと言及。台湾は世界で22番目の経済大国として国際社会に貢献する力を明らかに持っており、「2300万人の台湾人の国連システム参加は最も基本的な権利だ」と発言した。

ハイチのモイーズ大統領は、国連は台湾の国連システム参加を認め、世界人類の福祉向上につなげるべきだと述べ、ブルキナファソのカボレ大統領は、台湾の国連システムや専門機関への参加は国際社会にとって有益だとの見解を示した。パラオのレメンゲサウ大統領は、持続可能な開発に向けたプロセスでの協力に感謝するとして、台湾支持の姿勢を明らかにした。

一般討論演説は25日まで行われる。これまでに、台湾と外交関係を持つ20カ国のうち、11カ国が演説を終えており、このうち、パラグアイやスワジランドなど計7カ国が台湾支持の発言を行った。

(黄兆平/編集:塚越西穂)